※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子グレコローマンのゴールデンGP予選大会「ハンガリー・グランプリ」は2月10~11日、ハンガリー・ソンバトヘイで行われ、日本から出場した3選手は、いずれも上位進出ならなかった。
84kg級の天野雅之(中大職)は1回戦でチェコ選手に勝ったものの、2回戦でスウェーデン選手に敗れて敗者復活戦へ回れなかった。同級の鶴巻宰(自衛隊)は1回戦で昨年の世界選手権74kg級8位のピ-ター・バシク(ハンガリー)に0-2(0-1,0-1)敗れ、敗者復活戦に回ったが、ハンガリー選手に0-2(0-1,0-1)で敗れた。
96kg級の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)は初戦敗退。
各選手の成績は下記の通り。(経過報告=元木康年コーチ)
◎男子グレコローマン
【84kg級】鶴巻宰(自衛隊)
敗復戦 ●[0-2(0-1,0-1)]Zsolt Dajka(ハンガリー)
《経過》第1ピリオド、グラウンドの攻撃で回せずに0-1。第2ピリオド、グラウンドの防御でリフト技を受けて1失点。
1回戦 ●[0-2(0-1,0-1)]Peter Bacsi(ハンガリー)
《経過》第1ピリオド、スタンド戦で攻められ、警告を受けてしまって0-1。第2ピリオド、タックルで横につかれ、投げ技の失敗で1ポイント取られて0-1。
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【84kg級】天野雅之(中大職)
2回戦 ●[1-2(1-0,0-、0-2)]Kristofer Johansson(スウェーデン)
《経過》第1ピリオド、グラウンドの防御で俵返しを立ち上がってさばき1-0。第2ピリオド、グラウンドの攻撃でローリングが決まらず0-1。第3ピリオド、0-0のあとボールピックアップで攻撃となり、リフトしたがクラッチが脚にかかったとしてスタンドへ。チャレンジしたが判定は変わらず、0-2とされた。
1回戦 ○[1-2(0-2,1-0,1-0)]Vojtech Kukla(チェコ)
《経過》第1ピリオド、グランドの防御でローリングを受け0-2。第2ピリオドのグラウンドの攻撃は、リフトから逆のローリングへ切り替えて1-0。第3ピリオド、0-0のあと、相手の選択でグラウンドの防御へ。俵返しを守り切り1-0。
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【96kg級】斎川哲克(両毛ヤクルト販売) 18選手出場
1回戦 ●[1-2(1-0,0-1,0-2)]Adam Varga(ハンガリー)
《経過》第1ピリオド、グラウンドの防御を守り切って1-0。第2ピリオド、グラウンド攻撃で回せずに0-1。第3ピリオドは0-0のあと、ボールピックアップで相手の攻撃へ。リフト狙いから逆のローリングを受けてしまい0-2。