2012.02.11

五輪金メダリストの褒賞金は約1000万円…ロシア政府が決定

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ロシア政府は、今夏のロンドン五輪とパラリンピックのメダリストに対する褒賞金の金額を決めた。優勝選手は400万ルーブル(約1033万円)で、銀メダリストは250万ルーブル(646万円)、銅メダリストは170万ルーブル(約439万円)。

 ロシアの平均年収は約100万円と言われており、金メダリストは10年分にあたる金額を手にする。日本(同約377万円)で考えるなら、3800万円の価値となる。北京五輪での同国の褒賞金は、金メダリストが5万ドル(約540万円=当時)。

 報じられている北京五輪の主な国の優勝選手への国家またはオリンピック委員会からの褒賞金は、ギリシャ=19万ユーロー(約3078万円=当時、以下同じ)、タイ=1000万バーツ(約3200万円)、シンガポール=50万ユーロー(約8100万円)、米国=2万5000ドル(約250万円)、日本=300万円など。

 国やオリンピック委員会から以外にも出身地や所属、オリンピック委員会のスポンサーなどから多額の賞金・褒賞金がある場合も多い。米国の水泳の金メダリストの1人は、スポンサー8社などから総額1000万ドル(約10億円)を手にしたと言われ、2008年北京五輪の女子重量挙げで優勝した選手は、国からは20~30元程度のようだが、総額500万元(約7500万円)を手にしたと報じられている(2008年の中国都市部の平均年収は40万円)。

 変わったところでは、ベラルーシのソーセージ一生分、インドの列車の一等席の生涯無料など。

 なお、ロシア・レスリング協会では女子の金メダリストを誕生させるため、金メダル獲得の場合は50万ドル(約3840万円)の褒賞金を決めている。