2015.09.12

【世界選手権/第5日・出場選手の声】男子フリースタイル61kg級・鴨居正和(自衛隊)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ■男子フリースタイル61kg級・鴨居正和(自衛隊)「(昨年の世界チャンピオンと闘って)自分のペースでできると思っていたんですけど、何回もタックルを切られてしまった。入ってからの処理が甘くて、2回くらい損してしまった。これが敗因です。(チャンピオンのディフェンスは)触られてからも意地でもやらないというのが伝わってきたので、取り切れなかった。

 オリンピック階級ではないのですが、チームジャパンとして、明日出場する人のためにもメダルをとって、全日本フリースタイル・チームのやってきたことが間違っていないことを見せたかった。けれども、いつも通り最後守ってしまってダメでした。情けないです。

 3位決定戦のブルガリアの選手とは3度目の対戦でした。今回こそは、と思ったけど、(体が)浮いてしまって、自分のレスリングができなかった。相手は体幹が強いので、中途半端に入らないようにした。カウンターも警戒していた。警戒しすぎて入れなかった、それが敗因です。

 実力はまだまだですが、オリンピック階級でのチャンスがあれば目指したい。(65kg級の選考が振り出しに戻ったが)帰国して監督やコーチと相談して、(全日本選手権で65kg級に出場するか)決めたい」