※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文・撮影=保高幸子) 男子グレコローマン期待の星、田野倉翔太(クリナップ)
西口茂樹・強化委員長(拓大教)は「最低でも出場枠3つ、メダルひとつ」と目標を掲げる。メダルを最も期待される59kg級の田野倉翔太(クリナップ)について、「全日本選抜選手権でのレスリングをすれば勝てる。スーリヤン(イラン=オリンピックを含めて世界v6)とも勝負できる。硬くならず、開き直ってやって欲しい」と、世界レベルの実力発揮を望んだ。
大きなけが人はなく、チームは上々の出来とのことだが、「(今回のチームは)真面目な選手が多い。練習しすぎてオーバーワークにならないよう、現地に入ってからうまく調整させたい」と言う。
期待の田野倉は「いよいよです。オリンピックと同じくらいの気持ちで臨みます。久しぶりの世界選手権なので、ノーマークだと思う。全日本選抜選手権の時のように、一気に行ければと思う。チャレンジャー精神で、絶対に金メダルを取る、という気持ちでやります」と抱負を語った。
このあと、女子チームと男子フリースタイル・チームが5日に出発する。
東京・味の素トレーニングセンターを出発する男子グレコローマン・チーム