2015.09.03

男子グレコローマンの世界選手権代表チームが出発

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(文・撮影=保高幸子)

 来年のリオデジャネイロ・オリンピックの出場枠獲得第1次予選となる世界選手権(9月7~12日、アメリカ・ラスベガス)へ向け、男子グレコローマン・チームが9月2日、日本チームの第一陣として成田空港発の日本航空で出発した。

 西口茂樹・強化委員長(拓大教)は「最低でも出場枠3つ、メダルひとつ」と目標を掲げる。メダルを最も期待される59kg級の田野倉翔太(クリナップ)について、「全日本選抜選手権でのレスリングをすれば勝てる。スーリヤン(イラン=オリンピックを含めて世界v6)とも勝負できる。硬くならず、開き直ってやって欲しい」と、世界レベルの実力発揮を望んだ。

 大きなけが人はなく、チームは上々の出来とのことだが、「(今回のチームは)真面目な選手が多い。練習しすぎてオーバーワークにならないよう、現地に入ってからうまく調整させたい」と言う。

 期待の田野倉は「いよいよです。オリンピックと同じくらいの気持ちで臨みます。久しぶりの世界選手権なので、ノーマークだと思う。全日本選抜選手権の時のように、一気に行ければと思う。チャレンジャー精神で、絶対に金メダルを取る、という気持ちでやります」と抱負を語った。

 このあと、女子チームと男子フリースタイル・チームが5日に出発する。