※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界カデット選手権2連覇の須崎優衣(JWA/東京・安部学院高)
須崎はウクライナ、インドの選手にフォールとテクニカルフォールで連勝したあと、準決勝で欧州カデット選手権優勝のリサ・エルセル(ドイツ)にもテクニカルフォール勝ち。決勝もアレイダ・マルティンス(米国)に10-0のテクニカルフォールで勝ち、金メダルを手にした。
進藤は準決勝までの3試合にフォール勝ちしたあと、欧州カデット選手権優勝のデニス・マコタ・ストローム(スウェーデン)に2-4で敗れ、金メダルを逃した。
南條は2回戦で今月の世界ジュニア選手権(ブラジル)51kg級で優勝しているレイラ・グルバノワ(アゼルバイジャン)に4-5で黒星。敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦でアジア・カデット選手権2位のインド選手を破って銅メダルを手にした。
40kg級の藤澤瑠美(福岡県・小倉商高)は初戦の2回戦を勝ったものの、準決勝と3位決定戦で敗れて5位。60kg級の三輪奏歩(東京・安部学院高)は初戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
女子はこの日で終了。日本は「金3・銀3・銅2」を獲得。昨年の「金5・銅3」に、金メダルの数で及ばなかったが、国別対抗得点はロシア(75点)を4点上回る79点をマークし、2年連続3度目の優勝を果たした。3位は49点の米国。
各選手の成績は下記の通り。(写真提供:保高幸子=UWWオフィシャルカメラマン)
※敗者復活戦=決勝へ進んだ選手に敗れた場合に敗者復活戦へ回ることができる。最高で3位の道がつながる。
◎女子
【40kg級】藤澤瑠美(福岡県・小倉商高) 5位=11選手出場
3決戦 ●[7-12]Nastassia Kuryshta(ベラルーシ)
準決勝 ●[フォール、1:08=1-4]Assyzat Sagymbay(カザフスタン)
2回戦 ○[6-6]Vayle Baker(米国)
1回戦 BYE
-------------------------
【46kg級】須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高) 優勝=16選手出場
決 勝 ○[Tフォール、2:00=10-0]Alleida Martinez(米国)
準決勝 ○[Tフォール、1:09=10-0]Lisa Ersel(ドイツ)
2回戦 ○[Tフォール、?=10-0]Divy Tomar(インド)
1回戦 ○[フォール、1:12=6-0]Olha Zahayska(ウクライナ)
-------------------------
【52kg級】南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高) 3位=18選手出場
3決戦 ○[Tフォール、2:19=10-0]Reena Reena(インド)
敗復2 ○[フォール、2:30=0-0]Alcija Czyzowicz(ポーランド)
敗復1 ○[4-2]Gracie Figueroa(米国)
2回戦 ●[4-5]Leyla Gurbanov(アゼルバイジャン)
1回戦 ○[フォール、2:48=5-0]Khrystyna Demko(ウクライナ)
-------------------------
【60kg級】三輪奏歩(東京・安部学院高) 15位=17選手出場
2回戦 ●[フォール、1:10=0-2]Alexandra Sandahl(スウェーデン)
1回戦 BYE
※敗者復活戦へ回れず
-------------------------
【70kg級】進藤芽伊(大阪・香ヶ丘リベルテ高) 2位=16選手出場
決 勝 ●[2-4]Denise Makota Strom(スウェーデン)
準決勝 ○[フォール、3:20=6-0]Tsetsegbayar Byambadorj(モンゴル)
2回戦 ○[フォール、1:50=7-0]Justyna Walotek(ポーランド)
1回戦 ○[フォール、0:52=5-0]Alexis Bleau(米国)
-------------------------
《国別対抗得点》
[1]日本 79点
[2]ロシア 75点
[3]米国 49点
[4]ウクライナ 37点
[5]カザフスタン 36点
[6]インド 34点