※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子フリースタイル70kg級・小島豪臣(こじま・たかふみ=神奈川・中原養護学教)
小島豪臣(神奈川・中原養護学教)
【出身クラブ・出身校】青森・八戸工大一高~日体大卒。
【所属】神奈川・中原養護学校教
【身長】168cm。
【成績】柔道を経て青森・八戸工大一高からレスリングを始める。高校3年生の時(2001年)にインターハイ優勝など。日体大へ進み、2003年に60kg級で学生二冠(全日本学生選手権、全日本大学選手権)を獲得。2004年はアジア選手権へ出場して経験を積んだあと、世界学生選手権で6位入賞。全日本選手権で初優勝した。
2005年はアジア選手権で銅メダルを獲得したが、世界選手権の出場は逃した。その後、66kg級へアップ。卒業後の2006年に世界選手権とアジア大会のキップをつかみ、アジア大会で銀メダルを獲得した。
2008年北京オリンピックは池松和彦の壁を破れずに逃す。その後、コンスタントに全日本レベルの大会でトップへ。2011年の世界選手権で米満達弘がロンドン・オリンピック代表を濃厚にすると、74kg級へアップして同オリンピックへ挑んだが、全日本選手権で2位。同級王者の高谷惣亮が代表を決めたことで、夢断たれた。
2012年全日本選抜選手権の優勝で選手活動に区切りをつけたが、2013年全日本選手権74kg級への出場を経て、2014年全日本選抜選手権70kg級で優勝。アジア大会へ出場して3位。同年の全日本選手権でも優勝する強さ。
2015年アジア選手権でも銅メダルを獲得し、衰えぬ実力を見せた。
![]() 2004年全日本選手権、4ヶ月前のオリンピックで銅メダルを取った井上謙二(現全日本コーチ)を破って初優勝 |
![]() 2006年アジア大会準決勝、スシル・クマール(インド)に逆転フォール勝ち。ロンドンでの米満達弘の決勝の相手だ。 |