※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
女子55kg級・木村安里(きむら・あんり=群馬大)
木村安里(群馬大)
【出身クラブ・出身校】群馬・千代田ジュニアクラブ。群馬・西邑楽高卒。
【所属】群馬大
【身長】159cm
【成績】全国少年少女選手権で2004~06年優勝。06年の決勝の相手は今回の世界選手権63kg級代表の川井梨紗子(石川・金沢ジュニア)。
千代田ジュニアクラブ時代には全国中学生選手権で3位、3位、2位と全国チャンオピオンはなかったが、2009年の全日本女子選手権スクールガール48kg級、全日本女子オープン選手権スクールガール48kg級、ジュニアスターカップの中学52kg級などで優勝。
群馬・西邑楽高校時代も全国高校女子選手権での優勝には恵まれなかったが、2011年はJOC杯カデット52kg級で優勝するなどした。2012年2月のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)の51kg級で3位となって国際大会でも台頭。
群馬大へ進んで2013年にアジア・ジュニア選手権(タイ)で2位になるなど飛躍。2014年から55kg級へ。全日本選抜選手権3位、全日本選手権2位と力をつけたほか、ブラジルカップで国際大会初の優勝を経験。
2015年5月のアジア選手権(カタール)で優勝し、上昇ムードに乗って全日本選抜選手権も制した。国立大の現役選手が全日本レベルの大会で優勝したのは、男女を通じて初。国立大出身選手としては、1973年全日本選手権・男子グレコローマン48kg級の今野隆三(茨城大卒=丸紅)以来の快挙となった(世界選手権出場も同様)
![]() 2009年全国中学生選手権46kg級決勝。宮原優(青)に0-2(0-1,0-1)で敗れ、無念の表情の木村 |
![]() 2012年アジア・ジュニア選手権で銅メダル獲得=撮影・木名瀬重夫監督 |