※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は5月28日、ホームページ上でUWWの女子とスポーツ委員会にイラン女性のファルナス・パナヒーザデ氏を加えることを発表した。イラン・レスリング協会の国際部に籍を置いているパナヒーザデ氏は、イラン女性として初めてUWWの委員会メンバーとなった。
UWWのネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は「パナヒーザデ氏の参加を歓迎する。彼女の専門知識とレスリングへの情熱が、世界の女子の普及につながってくれることを期待したい。彼女の声は世界のレスリング界に反映されるでしょう」とのコメントを出した。
パナヒーザデ氏は「イランではレスリングは国民的スポーツであり、男性も女性もレスリングを愛している。レスリングの英雄はイランの財産の一部です」と話し、「現在では私たちの宗教(イスラム教)的、文化的な価値に基づいて、女性がレスリングに参加できる機会を得ています。委員会の他のメンバーとともに、女性のレスリングへの参加促進の力となれることを確信しています」と話した。