2015.05.06

5月21日にニューヨークで米国とキューバの対抗戦

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 米国レスリング協会は5月5日、ホームページ上で、米国・ニューヨークの最大の繁華街、タイムズ・スクエアで行われる恒例の「Beat the Streets Wrestling」が、今年は5月21日、米国とキューバの対抗戦を行うことを発表した。実施されるのは、男子フリースタイル7階級、女子4階級、男子グレコローマン2階級の計13階級。

 今年初め、米国とキューバが50年にわたる断絶を乗り越え、国交正常化へ動き出して以来、スポーツでは初めての対抗戦実施となるという。

 レスリングでは、今年2月にキューバで行われた国際大会に米国が参加し、4月にロサンゼルスで行われた男子フリースタイルのワールドカップにキューバ出場するなどしていた。キューバがニューヨークで試合をするのは、2003年にマジソン・スクエア・ガーデンで行われた世界選手権以来、12年ぶり。

 「Beat the Streets Wrestling」は、レスリングの魅力をアピールするため、2010年から行われているイベント。入場無料のオープンスペースで試合が行われる。

 2013年にレスリングがオリンピック競技からの除外の危機を迎えた時は、政治的に対立しているイランを招待し、米国、ロシア、イランの3ヶ国対抗戦を実施してレスリングのグローバル性をアピール。オリンピック競技存続に一役をかった。