【ロンドン五輪 注目の外国選手（４）】男子グレコローマン74kg級 ロマン・ブラソフ（ロシア）
※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子グレコローマン74kg級
2011年世界選手権優勝 ロマン・ブラソフ（ロシア＝Roman Vlasov）
1990年10月６日生まれ、21歳。06・07年に２年連続で欧州カデット選手権で優勝。10年には世界ジュニア選手権で優勝と、若い頃から実績を残してきた。
11年１月に、ロシアのハイ・レベルでの国際大会「イワン・ボッディブニー国際大会」で優勝してシニアの国際舞台にデビュー。ワールドカップの代表に選ばれ（個人３位）、欧州選手権でも３位に入賞するなど活躍。６月のロシア選手権で前年世界３位の選手を破って世界選手権のロシア代表へ。同選手権では決勝で２年連続の世界王者だったセルクク・セビ（トルコ）を下して初出場初優勝を飾った。
この階級のロシアは、2005年にバーテラス・サムラガシェフが優勝して以来、王者を出すことができず、ロシア一番の“弱点階級”だったが、大会時20歳での世界王者誕生で、五輪王者誕生も期待できる階級となった。
11年12月にはハパランダ国際大会（スウェーデン）にも出場して優勝するなど、若い選手らしく精力的に実戦をこなしている。
◎2011年世界選手権成績
決 勝 ○［２－０（1-0,2-0）］Selcuk Cebi（トルコ）
準決勝 ○［２－１（0-1,1-0,3-0）］Neven Zugaj（クロアチア）
４回戦 ○［２－０（1-0,1-0)］Farshad Alizadeh Kalehkeshi（イラン）
３回戦 ○［２－０（1-0,2-0）］Robert Patrik Rosengren（スウェーデン）
２回戦 ○［２－０（1-0.3-0）］Vojtiech Jakus（スロバキア）
１回戦 ＢＹＥ
◎日本選手との対戦成績
＝なし＝
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