※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
株式会社アシックスの尾山基社長(左)と日本協会の福田富昭会長(1月、都内のアシックス本社)
同社は、2016年リオデジャネイロ・オリンピック、2018年平昌冬季オリンピックを含めた3大会の日本選手団のウエアを独占するほか、東京オリンピックでは約8万人のボランティアもアシックスのマークが入ったウエアを着用する。
これまでのオリンピックにおける日本選手のユニホームは、アシックス、ミズノ、デサントの3社がジャージやTシャツ、表彰式用ウエアなどを分担してきた。今後の3大会はすべてアシックス製となる。
また、2012年ロンドン・オリンピックは「アディダス」、2016年リオデジャネイロ・オリンピックは「ナイキ」がスポーツ用品業種のオフィシャル・スポンサーだった。
経済専門雑誌「週刊ダイヤモンド」のネット記事によると、2012年の世界のスポーツ用品の1位は、売上高2兆5313億円の「ナイキ(米国)」で、2位が1兆9347億円の「アディダス(ドイツ)」、3位が4483億円の「プーマ(ドイツ)」。アシックスは2602億円で4位だったが、昨年は3540億円で「プーマ」を抜くのも時間の問題では、と予想されている。
上位2社とは開きがあるが、その2社と3位を差し置いて獲得したオリンピックのスポンサーを機に、レスリング界でもアシックス製のシューズやウェアが伸びてきそうだ。