※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
核問題に関していまだ対立状態にある米国とイランが手を結ぶ数少ないイベントとして注目される男子フリースタイルのワールドカップが、4月11日(土)~12日(日)、米国・ロサンゼルスで世界の8強が集まって行われる。
昨年はイランが3年連続優勝を果たし、2位がロシア、3位が地元の米国だった。4連覇を目指すイランは、57kg級に2013年世界選手権55kg級有用のハサン・ラヒミ、97kg級に2011・13年世界選手権96kg級優勝のレザ・ヤズダニを起用し、125kg級には2012年ロンドン・オリンピック120kg級3位のコメイル・ガセムが出場、他に世界選手権のメダリストや世界ジュニア選手権優勝選手などを加え、ベストと思える布陣で参戦する。
一方、昨年の世界選手権(ウズベキスタン)で5階級を制覇し、国別対抗得点で優勝したロシアは、2、3番手を中心としたメンバー。層の厚さを見せて団体世界一を奪取できるか。
地元の米国は、2012年ロンドン・オリンピックを制したジョーダン・バローズとジェーク・バーナーがそれぞれ74kg級と97kg級に出場。同オリンピック3位のコールマン・スコットが61kg級に出場するなど万全を期している。
他に、ロンドン・オリンピック60kg級優勝のトグルル・アスガロフや昨年の世界選手権の61kg級を制したハジ・アリエフを擁するアゼルバイジャン(アスガロフは70kg級、アリエフは65kg級にエントリー)が優勝争いにからむか.。
組み分けと大会日程は下記の通り。各組で総当たりリーグ戦を行い、1位同士が決勝、2位同士、3位同士、4位同士が3位、5位、7位を争う。
《組み分け》
A組=ロシア、キューバ、米国、モンゴル
B組=イラン、アゼルバイジャン、ベラルーシ、トルコ
【4月11日(土)】
(試合開始・午後3時=日本時間・翌午前7時)
A組=ロシア-モンゴル、米国-キューバ、
B組=イラン-ベラルーシ、アゼルバイジャン-トルコ
(試合開始・午後6時30分=日本時間・翌午前10時30分)
A組=ロシア-米国、キューバ-モンゴル
B組=イラン-トルコ、ベラルーシ-アゼルバイジャン
【4月12日(日)】
(試合開始・午前11時=日本時間・翌午前3時)
A組=ロシア-キューバ、米国-モンゴル
B組=イラン-アゼルバイジャン、ベラルーシ-トルコ
(試合開始・午後2時=日本時間・翌午前6時)
5・6位決定戦/7・8位決定戦
(試合開始・午後4時15分=日本時間・翌午前8時25分)
3位決定戦
(試合開始・午後5時45分=日本時間・翌午前9時45分)
決 勝