2015.03.31

外国人留学生の参加制限を明文化…全国高体連レスリング専門部

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 全国高体連レスリング専門部は、3月26日の常任理事会で外国人留学生の対応につき、「学校対抗戦は登録2名以内の出場は1名、個人戦は各学校1名」などの参加制限を決めた。全国総体予選大会から実施する。

 「留学生」とは、そのスポーツをやることを目的に来日して入学した生徒のことで、家族で日本に在住している外国籍の選手は該当しない。

 全国高体連では、1994年に「外国人留学生の大会参加について」の規定を定め、以後、必要に応じて一部改正を行ってきた。レスリング専門部では、この適用が明確にされておらず、高体連からの指導を受けて明文化することになった。

 今回、新たに加えられた規定は下記の通り。


 平成27年3月26日

レスリング専門部委員長 各位

全国高体連
レスリング専門部

外国人留学生の対応について(決定事項)

ご協力をお願いします。
第2回常任理事会に於きまして全国高体連の規定に基づいて、以下のとおり専門部の参加制限を決定しました。
つきましては、全国高校総体予選大会要項に下記の項目を追加していただき、関係機関への連絡など周知徹底をお願いします。

参加制限(外国人留学生の扱いは以下の通りとする)

(1)学校教育法第1条に規定する高等学校に卒業を目的として入学している生徒であること。
(2)在籍校が全国高体連に加盟していること。
(3)年齢は4月1日現在、19歳未満のものであること。
(4)短期留学生は除く。
(5)人数については、団体戦登録2名以内とし、出場は1名とする。
   個人戦は、各学校1名の参加とする。

インターハイ要項の追加箇所

9、参加制限

学校対抗戦
ア 各都道府県から1校とする
イ 開催県(京都府)は別に1校参加することができる。
ウ 1校の人員は監督1名、選手11名、合計12名とする
エ 外国人留学生の参加は登録2名以内、出場1名とする

個人対抗戦
ア 各都道府県各階級1名とする。
イ 開催県(京都府)は、上記の他に各階級1名を追加することができる。
ウ 外国人留学生の参加は各学校1名の参加とする