2012.01.01

男女の全日本チームが元旦合宿でスタート

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

2012年の初合宿にあたり、福田富昭会長からのあいさつ

 ロンドン五輪の代表・代表候補を含めた男女の全日本チームが1月1日未明、東京・味の素トレーニングセンターでロンドン五輪へ向けて2012年の最初の合宿をスタートした。2日まで行われ、元旦には柔道との合同練習が行われる。

 チームは12月31日に集合。午後11時45分から近くの神社へ2年参りして必勝を祈願。その後、年が変わった1日の午前1時30分からレスリング場で汗を流した。

 日本協会の福田富昭会長は「オリンピック・イヤーの元旦合宿はレスリング協会の伝統。海外では、睡眠不足や時差ぼけで試合をしなければならない時もある。そうした時にそなえ、夜に練習するのもひとつの訓練」と、深夜特訓の目的を説明。馳浩副会長は「レスリングは他競技と違うことをやって勝つ。ロンドンで金メダルを取った時が私たちの新年だと思う」とあいさつした。

 高田裕司専務理事は「今以上の努力をしないとメダルは取れない。あと半年、死に物狂いでやってほしい」と叱咤激励した。

 3度連続の五輪代表を決めた女子55kg級の吉田沙保里(ALSOK)は「オリンピックへ向けて協会が一丸となったことを感じる」と、元旦合宿を振り返り、女子51kg級の小原日登美(自衛隊)は、深夜にもかかわらず多くの報道陣が詰めかけたことで、五輪の重みを感じたという。


氷川神社に参拝した男子グレコローマン・チーム

氷川神社に参拝した男子フリースタイル・チーム

女子チーム

お参りする米満達弘選手

五輪代表・代表候補の約40選手が参加。壁の時計は1時35分

五輪V3を目指す吉田沙保里選手

吉田と同じく五輪3連覇を目指す伊調馨

初の五輪代表を決めた米満達弘

五輪出場枠獲得を目指す浜口京子

練習を見守る男子の佐藤満強化委員長

練習を指示する女子の栄和人強化委員長

元旦未明にもかかわらず、大勢の報道陣が集まった