※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシア・レスリング協会は公式ホームページで、3月7日(土)~8日(日)にロシア・サンクトペテルブルグで行われる女子ワールドカップの賞金が10万ドル(約1200万円)であることを報じた。総額のことと思われるが、詳細な内訳は掲載されていない。
同ホームページでは「昨年9月に女子ワールドカップを招致する際、世界レスリング連盟(UWW)から受けたリクエストにこたえた」とし、同協会のゲオルギ・ブルース副会長の「多くの困難があったが、スポーツ大臣やロシア・オリンピック委員会、サンクトペテルブルグの協力でスポンサーを獲得できた」とのコメントを掲載している。
UWWは、1月14日にスイス・ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)博物館でIOCのトーマス・バッハ会長立ち合いのもとで3スタイルのワールドカップの抽選会を実施。ワールドカップをIOCに対してもアピールし、世界のビッグイベントと位置付ける姿勢を示している。
正確な記録は残っていないが、賞金総額10万ドルはワールドカップの賞金としては、レスリング史上最高と思われる。団体戦での賞金大会としては、毎年秋にロシアで行われていた「インタコンチネンタルカップ」(現在は個人戦へ)で賞金総額15万ドル(現在のレートなら約1800万円)、優勝賞金5万ドルの大会が実現していた。
個人戦では、毎年アゼルバイジャンで行われているゴールデンGP決勝大会が、賞金総額42万ドル(現在のレートなら5040万円)、各階級の優勝賞金1万ドルという大会が行われている。