2015.02.15

浜口京子選手がゴルフ賞金女王と対談、元レスラーで“未来の賞金女王”とも対面

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 オリンピック3度連続出場の浜口京子選手(ジャパンビバレッジ)が2月14日、東京・台場で行われた「ジャパンゴルフフェア2015」で、2008年のゴルフ賞金女王(賞金総額1億2085万4137円)、古閑美保さんとのトークショーに出演。終了後、かつてレスリング選手として全国少年少女選手権で4連覇を達成した高校生ゴルファーの岡村優さんと対面。来年春にもプロ入りが予想され、オリンピック出場も目指す岡村さんを激励した。

 吉田沙保選手(ALSOK)がゴルフでもかなりの腕前であることは知られているが、浜口選手は「ボールに当たらない」というレベル。にもかかわらず、ゴルフ選手との対談が行われた理由は、本協会の協賛企業である株式会社アシックスが2013年にダンロップと業務提携し、多くのゴルフ選手にゴルフシューズを提供。アシックス製のレスリングシューズで世界と闘っている浜口選手とはシューズ仲間ということで実現した。きょう15日は古閑さんと伊調馨選手(ALSOK)のトークショーが行われる。

 浜口選手は、座っていた椅子から立ち上がって「レスリングはこういう構えを3分2ピリオド続けて…」と実際にレスリングの動きをやってみせ、シューズの重要性を説明。「アシックス製はタックルする時に踏み込みやすい。日本のレスリング界は何十年と重宝しています」と絶賛した。

 最後に「レスリングを通じて心と体が強くなるように頑張ります」と今後の飛躍を誓い、この日は父のアニマル浜口さんはいなかったが、「父が作詞・作曲の『笑いの歌』と気合をプレゼントします。宝の山が降りてきた。わっはっはっ わっはっはっ。…」と歌い、「.気合だ!」10連発も。父がいなくとも“アニマル節”は全開で、詰めかけた観客を沸かせた。

 トークショーを終えた浜口選手を待っていたのは、ゴルフで2016年リオデジャネイロ・オリンピックと2020年東京オリンピックの出場を目指す岡村優さんと、兄でやはり元レスラーの秀さん。2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の中国代表であり、現在はモデルとして活躍している。

 優さんは茨城・だっぺクラブ時代に“スーパー小学生”とも言われ、2009年の全国少年少女連盟選出の最優秀選手。卒業後は「レスリングで鍛えた体で、ゴルフで勝負してみたい!」と、並行してやっていたゴルフに専念。中学2年生の時に最高スコア67をマークし、3年生の時にはインドネシアで開かれたジュニアの世界大会で優勝。今度は「中学生最強ゴルファー」と言われた逸材。古閑さん以上のゴルファーになる可能性は十分だ。

 進む道は違っても、浜口京子選手はあこがれの選手。「これからも頑張ってください」と激励され、うれしそう。リオデジャネイロ・オリンピックでは日本選手団のチームメートになる可能性もある両者が、今後の健闘を誓い合った。