※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
IOCのトーマス・バッハ会長と対面する吉田沙保里選手。中央は富山英明UWW理事=提供・UWW
キャンペーンでは、女子レスリングについてのパネル・ディスカッションや女子レスリングのデモンストレーションが行われ、バッハ会長は女子レスリングのテクニックを見るだけではなく、2008年北京オリンピックの金メダリストでUWWの選手委員会のキャロル・ヒュン(カナダ)委員長の指導でテークダウンのテクニックに挑戦するほど女子レスリングに親しみを見せた。
UWWのネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は「私たちはIOC、およびバッハ会長の公約のひとつである女性のスポーツ参加を促進する方針に賛同する。今回のイベントは私たちの前進の最初の一歩にすぎない。レスリング界はこの目標に向かって団結しています」と話した。
パネル・ディスカッションに参加したIOCのクラウディア・ボーケル選手委員長(ドイツ)は「きょうは女子アスリートと女子リーダーのすばらしいグループとともにすごせた貴重な日でした。(この活動の)推進はレスリングをいい方向へ動かしており、将来の発展へとつながる。レスリングにとっても、アスリートにとってもいいことだ」とUWWの姿勢を称賛した。
キャンペーンは、女子ワールドカップ(ロシア・サンクトペテルブルグ)最終日の3月8日まで続けられる。
![]() 8人の大使とIOCバッハ会長、UWWネナド・ラロビッチ会長ら。 |
![]() バッハ会長らの前で行われた女子レスリングのデモンストレーション |