※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
キャンペーンのイメージフォト。女子選手の試合を見るインド女性=UWW提供
来年1月14日にスイス・ローザンヌにあるオリンピック博物館で、世界の女子レスリングをリードするべく選ばれた8人の大使(スーパー8)による特別プレゼンテーションを行い、女子レスリングをアピールする。スーパー8には日本から吉田沙保里選手(ALSOK)が選ばれている。プレゼンテーションはパネルディスカッションやデモンストレーションが行われる。
キャンペーンは、3月8日の「世界女性デー」にロシア・サンクトペテルブルグで行われる女子ワールドカップまで続けられ、大使はこの間、トレーニングキャンプを主導したり、メディアに積極的に女子レスリングをアピールする活動を行う。
UWWのネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は「UWWは、レスリングにおいて世界の女子選手が参加する機会を広げるためのリーダーとして活動する。レスリングに参加したいすべての年代の女子選手をサポートします。これは、UWWの活動のトップにあるひとつである」とコメント。
「男女平等と女子選手の参加の機会をつくることは、オリンピック・ムーブメントの中核であり、アジェンダ2020によっていっそう強くなった。UWWは、国際オリンピック委員会(IOC)の目指す方向に賛同し、オリンピック・コミュニティーでリーダー的な立場をつかむために努力していく」と続け、オリンピックの中で不動の地位をつくるための努力であることを強調した。
「スーパー8」のメンバーは下記の通り。
Edith DOCSA(イタリア) UWWレフェリー
Fanny ECHEVERRY(コロンビア) コロンビア・レスリング協会会長
Carol HUYNH(カナダ) 2008年北京オリンピック金メダリスト、UWW選手委員会委員長
Helen MAROULIS(米国) 2012年世界選手権銀メダリスト
Sofia MATTSON(スウェーデン) 2011年世界選手権金メダリスト
Isabella SAMBOU(セネガル) 2012年ロンドン・オリンピック5位
Natalia VORBEYVA(ロシア) 2012年ロンドン・オリンピック金メダリスト
吉田沙保里(日本) オリンピック3連覇