2014.09.26

拓大が80kg級も制し、2年ぶり10度目の優勝…全日本大学グレコローマン選手権最終日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 全日本大学グレコローマン選手権最終日は9月26日、東京・駒沢体育館で4階級が行われ、前日、大学対抗得点でトップを独走していた拓大が、この日も80kg級で前田祐也が優勝。59kg級でも井上征洋が2位に入り、得点を66点まで伸ばして2年ぶり10度目の優勝を遂げた。

 前田は決勝で全日本学生選手権2位の塩川貫太(日体大)を破り、世界学生選手権代表の意地を見せた。

 昨年優勝の日体大は、59kg級の太田忍と71kg級の屋比久翔平の全日本学生王者が勝ち、80kg級でも塩川貫太が2位に入るなど追い上げたが、大学対抗得点は55.5点で、拓大に及ばず2位に終わった。太田は昨年に続く2年連続優勝。

 98kg級は全日本学生選手権2位の志喜屋正明(国士舘大)が勝った。大学対抗得点の3位は山梨学院大。

 最優秀選手賞は、前日66kg級を制した堀後雄太(拓大)が、敢闘賞は59kg級優勝の太田がそれぞれ獲得。最優秀監督勝は須藤元気監督、ゴールデンホイッスル賞は吉川晃司審判員(国士舘大)がそれぞれ受賞した。

 各階級の成績は下記の通り。

大学対抗得点1~8位チーム

2年ぶり優勝の拓大


59kg 66kg 71kg 75kg 80kg 85kg 98kg 130kg

入賞一覧表 大学対抗得点 個 人 賞

 《大学対抗得点》
[1]拓大 66点、[2]日体大 55.5点、[3]山梨学院大 46点、[4]九州共立大 24.5点、[5]専大 24点、[6]神奈川大 22点、[7]国士舘大 19点、[8]早大 19点


 【59kg級】=21選手出場

 ▼決勝
太田忍(日体大)○[Tフォール、0:21=10-0]●井上征洋(拓大)

 ▼3位決定戦
有延大輝(国士舘大)○[フォール、4:50=10-4]●金沢誠也(青山学院大)
小柳和也(山梨学院大)○[6-3]●浜田和輝(神奈川大)

 《7位以下順位》[7]吉川航平(早大)、[8]松岡市太郎(日大)    

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 【71kg級】=24選手出場

 ▼決勝
屋比久翔平(日体大)○[フォール、4:10=5-0]●濱口裕志(九州共立大)

 ▼3位決定戦
稲田貴(群馬大)○[6-4]●河本宗一郎(法大)
中井堅太(早大)○[Tフォール、1:53=8-0]●長崎宏樹(山梨学院大)

 《7位以下順位》[7]盛根聖太(日本文理大)、[8]菅原翔太(福岡大)    

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 【80kg級】=24選手出場

 ▼決勝
前田祐也(拓大)○[9-6]●塩川貫太(日体大)

 ▼3位決定戦
関口巡(福岡大)○[18-15]●矢川昌基(山梨学院大)
武田光司(専大)○[警告、5:18=9-6]●榎本凌太(同志社大)

 《7位以下順位》[7]西山慎二(法大)、[8]伊藤大貴(明大)    

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 【98kg級】=20選手出場

 ▼決勝
志喜屋正明(国士舘大)○[Tフォール、0:47=8-0]●松野裕也(山梨学院大)

 ▼3位決定戦
雫田真最(専大)○[Tフォール、0:53=8-0]●知念啓悟(神奈川大)
奈良勇太(日体大)○[フォール、1:02=4-0]●藤山徳馬(明大)

 《7位以下順位》[7]洞口幸雄(早大)、[8]守部克秀(青山学院大)    

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 《個人賞》

▼最優秀選手賞    堀後雄太(拓大=66kg級)、▼敢闘賞 太田忍(日体大=59kg級)、▼ゴールデンホイッスル賞 吉川晃司(国士舘大)、▼最優秀監督賞    須藤元気(拓大)