2014.09.19

「レスリングは伝統あるすばらしいスポーツだ」…国際ボクシング協会ウ・チンクオ会長(台湾)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 9月8~14日にウズベキスタン・タシュケントで行われた世界選手権に、国際オリンピック委員会(IOC)の委員であり、国際ボクシング協会(AIBA)のウ・チンクオ会長(台湾)が観戦し、世界レスリング連合(UWW)のネナド・ラロビッチ会長(セルビア)と会談していたことが分かった。ロシア協会のホームページが報じた。

 ウ会長は同じオリンピック格闘技であるレスリングの世界大会の視察で訪れたとのことで、「レスリングは伝統ある格闘技。すばらしい大会だと思う」との感想を述べ、「ラロビッチ会長は『改革はまだ途中。来年はもっとすばらしい大会にする』と話していた。ボクシングも負けずに改革を進めていきたい」と話した。格闘技の共通の課題として、判定をより明確にすることを挙げた。

 オリンピックのボクシングは、2年前のロンドン・オリンピックで女子が初採用。男子10階級、女子3階級が行われている。ロシア協会の「レスリングは男子14階級、女子4階級を、男子12階級、女子6階級に変更した。ボクシングは女子を増やす予定は?」との質問に、「当然考えている。ボクシング内で階級を調整するのではなく、全体の階級を増やす(ことで女子の階級も増やす)ことを考えている。それが私たちのゴールだ」と話した。