2014.08.17

北朝鮮がアジア大会に参加を表明、OCA加盟45ヶ国・地域が出場へ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 韓国の聯合ニュースなどが報じたところによると、9月19日から韓国・仁川で行われるアジア大会の組織委員会は、同大会に北朝鮮からレスリングを含めた14競技150人の参加エントリーがあったことを発表した。

 7月中旬に行われた南北実務協議が決裂し、北朝鮮は「今後の韓国側の対応次第で、アジア大会への参加を根本的に再検討する」としていた。北朝鮮の参加表明で、アジア・オリンピック評議会に加盟している45ヶ国・地域のすべてが出そろう大会となる。

 具体的な選手名は発表されていないが、北朝鮮のレスリングは、昨年の世界選手権(ハンガリー)で、男子グレコローマン55kg級のユン・ウォンチョルが優勝、女子51kg級のソ・シムヒャンが3位に入賞。今年4月のアジア選手権(カザフスタン)でも女子55kg級のヨン・スンインが優勝し、男子フリースタイル65kg級のカン・ジンヒョクが2位になるなど、男女とも軽中量級で強豪選手を擁している。

 アジア大会にも軽中量級で世界トップ選手の出場が予想される。