2014.08.09

宮原優(東洋大)が優勝、2選手が3位…世界ジュニア選手権第4日(女子)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

昨年に続く優勝の宮原優(東洋大)

 世界ジュニア選手権第4日は8月8日、クロアチア・ザグレブで女子4階級が行われ、48kg級の宮原優(東洋大)が4試合に勝って優勝。55kg級の入江ななみ(九州共立大)と63kg級の栄希和(至学館大)が3位に入賞した。宮原は昨年の51kg級に続く優勝で、2010年ユース・オリンピック、2011年世界カデット選手権に続き、4度目の世界大会優勝となった。

 宮原は欧州ジュニア選手権2位のエビン・エミラン(トルコ)ら3選手を相手に無失点のフォール、またはテクニカルフォールで3連勝。決勝ではアジア・ジュニア選手権2位のヤ・シュ(中国)を4-0で下した。

 入江は初戦の2回戦で欧州ジュニア選手権優勝のオルガ・ホロシャフツェワ(ロシア)を破ったものの、準決勝でアジア・ジュニア選手権優勝のバチェチェグ・アルタンチェチェグ(モンゴル)に黒星、その後の3位決定戦で中国選手を破った。

 63kg級の栄希和(至学館大)は2連勝のあと、昨年のシニアの世界選手権でも3位に入っているアジア・ジュニア・チャンピオンのエカテリナ・ラリオノバ(カザフスタン)に黒星。しかし3位決定戦でパンアメリカン・ジュニア・チャンピオンのオグンジミ・テミトペ(カナダ)に勝ち、銅メダルを手にした。

 昨年優勝の72kg級の阿部梨乃(日大)は初戦で敗れ、敗者復活戦へ回れなかった。

 女子は前日と合わせて4階級で優勝し、昨年の3階級制覇を上回った。国別対抗得点は、日本が57点をマークし、2位のロシアに12点差をつけて優勝。2011年以来、4年連続で団体世界一となった。

 各階級の成績は下記の通り。


 ◎女子

 【48kg級】宮原優(東洋大)    優勝=23選手出場
決  勝 ○[4-0]Ya Xie(中国)
準決勝 ○[フォール、5-0]Evin Demirhan(トルコ)
3回戦  ○[フォール、5-0]Milana Dadasheva(ロシア)
2回戦  ○[Tフォール、10-0]Silje Kippernes(ノルウェー)
1回戦  BYE

-------------------------

 【55kg級】入江ななみ(九州共立大)    3位=19選手出場
3決戦  ○ [フォール、5-0]Wang Xuejing(中国)
準決勝 ●[2-8]Altantsetseg Battsetseg(モンゴル)
3回戦  ○[8-0]Carola Rainero(イタリア)
2回戦  ○[3-1]Olga Khoroshavtseva(ロシア)
1回戦   BYE

-------------------------

 【63kg級】栄希和(至学館大)    3位=21選手出場
3決戦  ○[7-0]Ogunjimi Temitope(カナダ)
準決勝 ●[フォール、0-4]Yekaterina Larionova(カザフスタン)
3回戦  ○[3-2]Sarita Sarita(インド)
2回戦  ○[6-0]Karyna Stankova(ウクライナ)
1回戦   BYE

-------------------------

 【72kg級】阿部梨乃(日大)    10位=17選手出場
1回戦 ●[6-10]Andrea Olya(コロンビア)

※敗者復活戦へ回れず