2014.08.01

2008年北京王者のスティーブ・ゲノ(フランス)がドーピング違反

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 AP通信などが報じたところによると、フランス・レスリング連盟は、2008年北京オリンピックの男子グレコローマン66kg級王者のスティーブ・ゲノ(フランス=28歳)が、ドーピング違反のため2年間の出場停止処分が下される見込みであることを発表した。そうなった場合、2016年リオデジャネイロ・オリンピックへの出場は不可能になる。

 尿検査による陽性反応ではなく、トップ・アスリートに義務付けられている所在地を知らせる規則を怠り、競技以外で要求されるドーピング検査を2度ボイコットしたことによる違反行為。陽性反応を示した場合と同様の処分が下る。

 同選手は北京大会のあと、2012年ロンドン・オリンピックでも銅メダルを獲得し、フランス・グレコローマンを代表する選手。ロンドン大会のあと74kg級へ上げ、今年は71kg級で2月のパリ・グランプリ4位へ。リオデジャネイロ大会を目指すことが予想されていた。