※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《組み合わせ》 / 《インターネット生中継》 / 《NHK中継=8月3日午後4時~》
【学校対抗戦日程】8月2日(土)・3日(日)
全国高校選抜大会で優勝し、胴上げされる霞ヶ浦・大沢友博監督。再現なるか
しかし、これまでの霞ヶ浦は全国高校選抜大会で苦戦しても、夏には大化けした年が多い。雪辱を期すべく強化しているはずで、3月の霞ヶ浦とは大きく変わったチームとなっている可能性は十分。接戦を勝ち抜く強さがあるのは強みだ。
55kg級・小林大樹、66kg級・井筒諒、74kg級・奥田海人、84kg級・石澤誠悠の4選手を中心に、どんな闘いを展開するか。
■全国高校選抜王者3選手を抱えるいなべ総合学園(三重)
組み合わせを見ると、霞ヶ浦のブロックには昨年2位のいなべ総合学園(三重)、6月の関東高校大会の団体戦(学校対抗得点)で霞ヶ浦を抑えて優勝した花咲徳栄(埼玉)、全国高校選抜大会3位の鳥栖工(佐賀)が控えており、こちらの方が厳しい闘いとなりそう。。
お互いに勝ち上がれば3回戦でいなべ総合学園と花咲徳栄が対戦する。いなべ総合学園は、6月の東海高校大会で全国高校選抜大会3位の飛龍(静岡)を破って優勝している。軽中量級に全国高校選抜王者が3人(50kg級。・藤田雄大、55kg級・成國大志、66kg級・藤波勇飛)いるのは強み。
対照的に花咲徳栄は関東高校選手権74kg級優勝の田辺雄史、120kg級優勝の山本泰丈、アジア・カデット選手権85kg級優勝の石黒峻士と重量級に強豪を抱える。藤波ら全国王者相手の3敗は仕方ないにしても、それ以外の階級は絶対に落とさないことが勝利の条件。
鳥栖工は6月の九州高校大会で鹿屋中央に敗れて2位に終わった。同個人戦優勝の諏訪間翔太郎(55kg級)、嶋江翔也(60kg級)、宮原尚之(96kg級)を中心に巻き返せるか。
■45年ぶりの優勝を目指す館林(群馬)
1969年大会以来の優勝を目指す館林のブロックには、全国高校選抜大会3位の飛龍(前述)、九州大会優勝の鹿屋中央(前述)、四国大会優勝の八幡浜工(愛媛)が控える。
館林は全国高校選抜大会での逆転負けの悔しさをばねに、どう強化しているか。霞ヶ浦と同じで、同個人戦でも関東高校大会でも優勝選手は輩出しておらず、団体戦の勝負どころを確実に勝って全国2位に駆け上がったチームだ。その強みをインターハイでも発揮できるか。60kg級の佐々木拓海(全国高校選抜大会2位)を中心に、軽中量級で白星を重ねて勝ち上がれるか。
飛龍は120kg級に全国高校選抜大会王者であり、JOC杯ジュニアでは大学生をも破って優勝した山本泰輝を擁する。絶対に勝てるトリがいるのは大きな強み。鹿屋中央は九州大会個人戦での優勝はないながらも団体戦で優勝したチーム。団結力でどう館林に挑むか。