2011.12.06

【全国中学選抜選手権・特集】女子48kg級・谷山菜緒(寝屋川六/エンジョイ)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(文・撮影=保高幸子)

決勝で闘う谷山

 女子48kg級は全国中学生選手権41kg級2位、全日本女子オープン選手権45kg級優勝の谷山菜緒(寝屋川六/エンジョイ)が制した。

 決して優勝候補というわけではなかった。階級を上げたことで「今までより相手が大きいから、大丈夫かなぁ、と心配でした」と不安があった。始まってみると不安は吹き飛んだ。力負けすることは全くなく、「決勝は五分でしたが、予選で不安がなかったのでよかったです」と、臆する事なく闘えた。

 得意技は投げ技で、決勝も投げて勝った。「自分のレスリングができて良かったですが、投げに頼りすぎてタックルができていなかったのが反省点です。全中(全国中学生選手権)で足が動かなかったので、片足タックルと投げを中心に練習してきたんですが、タックルは出せませんでした」と振り返る。

 「次の目標は?」の質問に、「(来年4月の)クイーンズカップで優勝することです。もっとタックルできるようにしたいです」と答えた。レスリングの最終目標は「まだ決まっていない」というが、ひとつひとつ反省を克服し、勝っていくlことで、もっと大きな将来の展望をもっていくだろう。

 世界の頂点を目指してほしい選手の一人だ。