※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
28選手が参加した「わくわくワセダカップ」
大会MVPは、Gグループに出場した吉原允選手(ワセダクラブ)、敢闘賞は今橋誠選手(大楠ジュニア)と山下泰人選手(京都八幡)が選ばれた。
MVPに輝いた吉原選手は現在高校1年生で、初めてのMVPに感無量の様子。「タックルができてうれしかった。MVPになる手ごたえはありました」と振り返った。吉原選手は、レスリングのほかにも、スペシャルオリンピックスの体操と陸上のプログラムにも参加。日体大でトランポリンもたしなむスポーツ万能な選手だが、「一番楽しいのはレスリング。また優勝してMVPのトロフィーをもらいたいです」と目標を語った。
初出場ながら1勝を挙げて敢闘賞を受賞した今橋選手は、レスリング歴わずか1カ月程度の初心者。それにもかかわらず、果敢に攻めてタックルを決めた。ただ、タックル後の動きをまだ習っていなかったため、そこから返されて失点し、14-10と大接戦になってしまった。母の宰子(すずこ)さんは「ダウン症に特化したスポーツクラブは、横須賀にはレスリングしかありませんでした。友達に誘われてやりだしたのですが、今後も続けさせたいです」と話し、子供の成長に目を細めた。
結果、試合風景は以下のとおり。(文・撮影=増渕由気子)
【各グループ結果】=グループ分けは、年齢や体重を考慮して主催者側で組み合わせを決定
▼Aグループ [1]今橋誠(大楠ジュニア)[2]安間汀翔(ワセダクラブ)
▼Bグループ [1]新谷幸太郎(ワセダクラブ)[2]正木扶(ワセダクラブ)[3]小野寺瑛介(ワセダクラブ)
▼Cグループ [1]大塚亮太郎(ワセダクラブ)[2]久保田歩帆(ワセダクラブ)[3]篠田創(ワセダクラブ)[3]加藤大輝(大楠ジュニア)
▼Dグループ [1]伊藤直大(ワセダクラブ)[2]水戸川裕(ワセダクラブ)[3]吉川竜三(京都八幡)
▼Eグループ [1]伏見健太(ワセダクラブ)[2]吉岡侑亮(ワセダクラブ)[3]佐藤弘基(大楠ジュニア)
▼Fグループ [1]田島宏樹(ワセダクラブ)[2]市川太朗(京都八幡)[3]杉田祐貴(ワセダクラブ)
▼Gグループ [1]吉原允(ワセダクラブ)[2]松川恭大(京都八幡)[3]手塚慧介(大楠ジュニア)[3]若林泰秀(大楠ジュニア)
▼Hグループ [1]関将大(ワセダクラブ)[2]土橋剛(大楠ジュニア)[3]松本大介(京都八幡)
▼Iグループ [1]阿部健太(ワセダクラブ)[2]山下泰人(京都八幡)[3]保坂晃弘(京都八幡)