※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文・撮影=保高幸子) 世界選手権とアジア大会へ向けて、あらためてスタートを切った男子全日本チーム
世界選手権(9月8~14日、ウズベキスタン・タシュケント)とアジア大会(9月27~31日、韓国・仁川)の代表は、まだ決定していないが、日本協会の栄和人強化委員長は「いつ、だれが代表に選出されてもいいようなコンディション作りが大事。いつでも闘える気持ちと準備でいてほしい。試練を克服しようとする時は、神様がそれぞれの心の強さを試している。今まで自分が一番の結果を残せた時のことを思い出し、それに近づけるよう作り上げてほしい。リオデジャネイロ・オリンピック、東京オリンピックに向けて、指導者も選手もひとつになって真の強さを求めて行こう」と選手を激励した。
男子グレコローマンの西口茂樹強化委員長(拓大教)は「大会の直後で、今はけががあったり、終わったあとの安堵感もあるだろうが、世界選手権もアジア大会も、もう遠くない。今からしっかり準備してほしい」と話した。和田貴広・男子フリースタイル強化委員長(国士舘大教)は「世界のトップを目指し、受け身の練習にならないよう、考えながら厳しい練習を」と、注文した。
男子グレコローマン85kg級の岡太一(自衛隊)は「(世界選手権もアジア大会もまだ代表とは決まっていないが)出るつもりでしっかり体を作りたい。一番手として合宿に参加するのは久しぶり。冬の遠征にも行けなかった。今回の合宿は目標もはっきりしているので、気合いが入ります」と、世界で闘う意気込みを見せた。
世界選手権とアジア大会の代表は、全日本選抜選手権の結果をもとに、強化委員会で選考中。合宿中に、理事会にはかる選手を決める予定。
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