2014.06.12

【6・14~15明治杯全日本選抜選手権・展望(21)】女子60kg級…坂上嘉津季(至学館大)が飛躍するか?

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

男子グレコローマン 59kg級 66kg級 71kg級 75kg級 80kg級 85kg級 98kg級 130kg級
男子フリースタイル 57kg級 61kg級 65kg級 70kg級 74kg級 86kg級 97kg級 125kg級
 女    子  48kg級 53kg級 55kg級 58kg級 60kg級 63kg級 69kg級 75kg級

《大会要項》

■6月14日(土):
男子フリースタイル 61・70・86・97・125kg級 / 男子グレコローマン 59・71・80・98kg級 / 女子 55・60kg級・63・69・75kg級

■6月15日(日):
男子フリースタイル 57・65・74kg級 / 男子グレコローマン 66・75・85・130kg級 / 女子 48・53・58kg級

 《女子・日本代表選考方法》
 アジア大会の代表は、48kg級=登坂絵莉、55kg級=吉田沙保里、63kg級=渡利璃穏、75kg級=浜口京子で決定済み。世界選手権の代表は、プレーオフは行わず、今大会で優勝した選手を候補として強化委員会で決定する。

 【女子58kg級展望】

 3月のワールドカップ(東京)に出場した全日本選手権59kg級2位の坂上嘉津季(至学館大)が頭ひとつリードか。3月のワールドカップ(東京)では世界の強豪を相手に4戦全勝をマークし、実力をつけているのは明白。4月のアジア選手権(カザフスタン)3位の佐藤喜歌(自衛隊)がどうう挑むか。昨年55kg級2位の村田夏南子(日大)が階級を上げて参戦することも注目のひとつ。吉田沙保里を追い詰めた実力を、5kg上の階級で発揮できるか。

 昨年の世界選手権59kg級5位の伊藤彩香(至学館大)も、肩の手術によるブランクを得て復帰参戦する。“試運転”なしのぶっつけ本番となり、未知数の部分は多いが、昨年の実力を取り戻しているか。

 クイーンズカップ59kg級2位の坂野結衣(日大)は、今月のアジア・ジュニア選手権(モンゴル)で優勝。負傷で昨年1年間を棒に振ったブランクを埋めつつある。2012年ゴールデンGP決勝大会(アゼルバイジャン)優勝の実績を持っており、完全復調すれば優勝戦線にからむ実力は十分。

 昨年の世界ジュニア選手権(ブルガリア)代表の増田奈千(環太平洋大)、クイーンズカップ63kg級優勝の栄希和(至学館大)らの台頭はあるか。


 【エントリー選手】

坂上嘉津季(さかがみ・かつき=至学館大)
 1992年11月7日生まれ、21歳。千葉県出身。愛知・至学館高卒。全日本選手権59kg級2位。160cm。

佐藤喜歌(さとう・はるか=自衛隊) 
 1992年5月2日生まれ、22歳。静岡県出身。焼津水産高卒。全日本選手権63kg級3位。162cm。

伊藤彩香(いとう・あやか=至学館大)
 1993年1月4日生まれ、21歳。三重県出身。愛知・至学館高卒。世界選手権59kg級5位。165cm。

坂野結衣(さかの・ゆい=日大)
 1994年7月18日生まれ、19歳。大阪府出身。東京・安部学院高卒。全日本選手権59kg級4位。160cm。

村田夏南子(むらた・かなこ=日大)
 1993年8月10日生まれ、20歳。愛媛県出身。東京・安部学院高卒。全日本選手権55kg級3位。157cm。

増田奈千(ますだ・なち=環太平洋大)
 1993年6月7日生まれ、21歳。大阪府出身。大阪・堺女子高卒。全日本選抜選手権55kg級5位。160cm。

栄希和(さかえ・きわ=至学館大)
 1994年3月14日生まれ、20歳。愛知県出身。愛知・至学館高卒。全日本選手権59kg級8位。160cm。

加藤優希(かとう・ゆうき=環太平洋大)
 1992年12月9日生まれ、21歳。福井県出身。東京・安部学院高卒。全日本選手権59kg級6位。164cm。

香山芳美(かやま・よしみ=早大)
 1995年10月17日生まれ、18歳。神奈川県出身。東京・安部学院高卒。全日本選抜選手権55kg級5位。160cm。

入江くみ(いりえ・くみ=福岡・小倉商高)
 1997年8月19日生まれ、16歳。福岡県出身。全日本選手権55kg級8位。158cm。