2014.05.18

徳山大が4季ぶり18度目の優勝…西日本学生春季リーグ戦最終日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 西日本学生春季リーグ戦最終日は5月18日、大阪・堺市金岡公園体育館で行われ、決勝はB組を3勝で通過した徳山大がA組1位の九州共立大を6-1で下し、4季ぶり18度目の優勝を遂げた。

  今大会は、3季連続優勝中の中京学院大が初戦で一部に返り咲いたばかりの同志社大に3-4で敗れるなど、これまでにないほどの戦国リーグが展開された。

 徳山大もグループ2位の福岡大と最下位の立命館大に4-3と接戦をするなど、厳しい闘いだったが、辛うじて1位で突破。決勝では、1番手の74kg級で黒星を喫したが、2番手の70kg級の元井淳貴から5番手、65kg級の深迫友真まで4連勝して一気に勝負をつけた。

 九州共立大は、昨年春季に二部リーグで初優勝を飾り、秋季から一部リーグへ。昨季優勝の中京学院大を勝ち星の差で押さえて初の決勝進出を果たしたが、決勝では力尽きた。それでも、一部リーグ2度目の参戦で2位と大躍進だった。3位は福岡大、4位は中京学院大。

 二部リーグは、昨季一部最下位で降格した日本文理大が、圧倒的な力を見せつけて5戦全勝で優勝。一部最下位の関大と入れ替わり、1季で返り咲きを決めた。2位は関学大、3位は天理大。

 八田杯(一部最優秀選手賞)は掛谷亮輔(徳山大)が受賞。松井杯(一部敢闘賞)は椿和浩(九州共立大)、小田原杯(二部最優秀選手)は山口尚吾(日本文理大)、井川杯(二部敢闘賞)は野澤健一(関西学院大)がそれぞれ受賞した。  

 各試合結果は下記の通り。(文・撮影=増渕由気子)


一・二部星取表 一・二部順位・個人賞 一部内訳成績 二部内訳成績

 ◎一部リーグ

 【ファイナル】

 ▼決勝
徳山大○[6-1]●九州共立大

 ▼3位決定戦
福岡大○[4-3]●中京学院大

 ▼5・6位決定戦
同志社大○[4-3]●近大

 ▼7・8位決定戦
立命館大○[5-2]●関大

--------------------------

 【A組予選】

 ▼3回戦
九州共立大○[4-3]●同志社大、中京学院大○[5-2]●関大

 《予選順位》[1]九州共立大 2勝1敗(勝ち数13)、[2]中京学院大 2勝1敗(勝ち数12)、[3]同志社大 2勝1敗(勝ち数11)、[4]関大3 敗

--------------------------

 【B組予選】

 ▼3回戦
近大○[4-3]●立命館大、徳山大○[4-3]●福岡大

 《予選順位》[1]徳山大 3勝、[2]福岡大 2勝1敗、[3]近大 1勝2敗、[4]立命館大 3敗


 ◎二部リーグ

 ▼3回戦(つづき)
桃山学院大○[6-1]●鈴鹿国大大

 ▼4回戦
日本文理大○[4-3]●関学大、桃山学院大○[4-3]●帝塚山大、天理大○[7-0]●鈴鹿国際大

 ▼5回戦
日本文理大○[5-2]●桃山学院大、関学大○[7-0]●鈴鹿国際大、天理大○[4-3]●帝塚山大

 《最終順位》[1]日本文理大 5勝、[2]関学大 4勝1敗、[3]天理大 3勝2敗、[4]桃山学院大 2勝3敗、[5]帝塚山大 1勝4敗、[6]鈴鹿国際大 5敗