※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子でのべ7人目のアジア・カデット王者となった石黒峻士(埼玉・花咲徳栄高)=左から2番目、撮影・成富利弘
石黒は初戦の2回戦でインド選手を破ったあと、準決勝でアミラルサラン・アリアスガー・タタリ(イラン)を5-4で撃破。決勝で韓国選手をテクニカルフォールで下した。日本の男子選手がこの大会で優勝したのは、2012年フリースタイル54kg級の樋口黎(茨城・霞ヶ浦高)以来でのべ7人目。
田口は5者リーグ戦で全試合をフォール、またはテクニカルフォールで勝って優勝。植野も3試合をテクニカルフォール勝ちして優勝した。
この大会は8月のユース・オリンピック(中国・南京)の予選を兼ねているが、この3階級は同オリンピックでは実施されないため、予選とはなっていない。
男子グレコローマン46kg級の小寺雄大(奈良・大和広陵高)が3位決定戦へ回ったものの、敗れて5位に終わった
男子フリースタイル100kg級の二ノ宮寛斗(岐阜・岐南工高)、男子グレコローマン42kg級の神戸康生(宮崎・福島高)と50kg級の諏訪間翔太郎(佐賀・鳥栖工高)は上位進出ならなかった。
各選手の成績は下記の通り。
※男子グレコローマン42・50kg級、男子フリースタイル100kg級はユース・オリンピックの予選階級。
◎男子グレコローマン
【42kg級】神戸康生(宮崎・福島高) 11位=12選手出場
1回戦 ●[Tフォール、3-12]Kim Bo-Seong(韓国)
※敗者復活戦へ回れず
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【46kg級】小寺雄大(奈良・大和広陵高) 5位=8選手出場
3決戦 ●[1-6]Ahmed Kifah(イラク)
準決勝 ●[Tフォール、2-10]Mostafa Kalavi(イラン)
1回戦 ○[フォール、10-2]Panpong Riwin(タイ)
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【50kg級】諏訪間翔太郎(佐賀・鳥栖工高) 8位=14選手出場
2回戦 ●[不戦敗]Alisher Tuegenov(カザフスタン)
1回戦 ○[8-3]Boobek Uulu Maksatbek(キルギス)
◎男子フリースタイル
【85kg級】石黒峻士(埼玉・花咲徳栄高) 優勝=9選手出場
決 勝 ○[Tフォール、13-3]Lee Cheolyeon(韓国)
準決勝 ○[5-4]Amirarsalan Aliasghar Tatari(イラン)
2回戦 ○[4-2]Karamjeet Karamjeet(インド)
1回戦 BYE
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【100kg級】二ノ宮寛斗(岐阜・岐南工高) 11位=14選手出場
1回戦 ●[1-4]Kapil Kapil(インド)
※敗者復活戦へ回れず
◎女子
【38kg級】田口あい(岐阜・飛騨高山高) 優勝=5選手出場
リーグ5回戦 BYE
リーグ4回戦 ○[フォール、2-0]Meenu Meenu(インド)
リーグ3回戦 ○[フォール、2-0]Laura Almaganbetova(カザフスタン)
リーグ2回戦 ○[Tフォール、10-0]Busgkhan Kyzy Kanym(キルギス)
リーグ1回戦 ○[Tフォール、10-0]Suksamran Tanyares(タイ)
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【40kg級】植野麻奈美(京都・網野中) 優勝=6選手出場
決 勝 ○[Tフォール、10-0]Zamir Kyzy Azhar(キルギス)
準決勝 ○[Tフォール、10-0]Srishti Srishti(インド)
1回戦 ○[Tフォール、10-0]Lo Yun-Shuang(台湾)