※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
銀メダルを獲得した大坂昂(三菱電機=左)と金久保武大(ALSOK)
【カザフスタン・アスタナ、池田安佑美】アジア選手権最終日は4月27日、カザフスタン・アスタナで男子グレコローマン5階級が行われ、75kg級の金久保武大(ALSOK)と98kg級の大坂昂(三菱電機)が銀メダルを獲得した。
金久保は1回戦から昨年の世界選手権8位のヤン・ビン(中国)を含めて3連勝して決勝へ進出。優勝を目指したが、昨年の世界選手権74kg級優勝の金炫雨(韓国)に0-9で敗れた。
大坂は準決勝で1月のヤデガー・イマム国際大会2位のアリ・アリヤリフェイザバディ(イラン)を6-2で破る殊勲を挙げた。しかし決勝は、昨年2位のイェルラン・イスカコフ(カザフスタン)に1-8で敗れた。
66kg級の音泉秀幸(ALSOK)は1回戦で昨年の世界選手権66kg級優勝の柳漢壽(韓国)に黒星。120kg級の前川勝利(早大)も初戦の2回戦でカザフスタン選手に敗れ、ともに敗者復活戦へ回れなかった。80kg級の角雅人(自衛隊)は1回戦、敗者復活戦に連敗した。
男子グレコローマンは昨年の「銀1・銅2」を上回る「銀3」を獲得したが、国別対抗得点は40点で6位に終わり、昨年より順位を落とした。男子グレコローマンが銀メダル以上を3個取ったのは、10階級時代の1996年大会(中国)で銀メダル3個を取って以来。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【66kg級】音泉秀幸(ALSOK) 9位=12選手出場
1回戦 ●[1-3]Ryu Hansu(韓国)
※敗者復活戦へ回れず
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【75kg級】金久保武大(ALSOK) 2位=12選手出場
決 勝 ●[フォール、0-9]Kim Hyeonwoo(韓国)
準決勝 ○[8-7]Samat Shirdakov(キルギス)
2回戦 ○[4-1]Yang Bin(中国)
1回戦 ○[7-3]Sirmet Permanov(トルクメニスタン)
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【80kg級】角雅人(自衛隊) 8位=9選手出場
敗復戦 ●[フォール、0-5]Azamat Kostubayev(カザフスタン)
1回戦 ●[Tフォール、2-10]Ghaderian Yousef(イラン)
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【98kg級】大坂昂(三菱電機) 2位=11選手出場
決 勝 ●[1-8]Yerulan Iskakov(カザフスタン)
準決勝 ○[6-2]Ali Aliyarifeizabadi(イラン)
2回戦 ○[4-1]Yahia Abutbeeki(ヨルダン)
1回戦 BYE
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【130kg級】前川勝利(早 大) 8位=10選手出場
2回戦 ●[Tフォール、1-10]Yesehgeldy Zhalgasvayev(カザフスタン)
1回戦 BYE
※敗者復活戦へ回れず
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《国別対抗得点》
[1]カザフスタン 63点、[2]キルギス 57点、[3]イラン 53点、[4]韓国 52点、[5]ウズベキスタン 51点、[6]日本 40