※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文・撮影=保高幸子)

今回は若手中心の合宿となった
男子グレコローマンの全日本合宿が3月20日、東京・味の素トレーニングセンターで始まった。
4月のアジア選手権(カザフスタン)に向けて強化合宿だったが、ケガやインフルエンザなどで参加できないトップ選手が多いため、強化委員会により選抜された大学生が多数参加し、いつもよりも若手中心のメンバーで行われた。
前回と同様に1日3回の練習が行なわれ、夕方のマット練習ではスパーリングをメインに汗を流した。西口茂樹・男子グレコローマン強化委員長(拓大教)は「レスリングはセンスではない。最後まで一番練習した選手が勝つ。自分がやらなければならないことをしっかりこなしてほしい」と喝を入れた。
1月に行われた全日本合宿に引き続き今回も、ケガ防止の狙いで、専門家からストレッチ講座が行われる予定。前回は東芝ラグビー部を担当する専門家に指導を受けたが、今回は東芝バスケットボール部を担当している専門家から、24日に選手同士で行うストレッチ法などを学ぶ予定だ。
また、同合宿には、日体大での長期合宿のために来日している台湾のアジア選手権代表2名も参加。若手の学生に外国の選手も加わり、熱気のある練習となった。合宿は26日まで行われる。