※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(3月15~16日、東京都板橋区・小豆沢体育館)
《試合日程》(組み合わせは14日の監督会議で決定)
3月15日(土) | 午前10時~12時 | 各ブロック予選1回戦 |
午後2時30分~3時 | 開会式 | |
午後3時~5時 | 各ブロック予選2回戦 | |
午後5時~7時 | 各ブロック予選3回戦 | |
3月16日(日) | 午前10時~11時 | 7・8位決定戦 |
午前11時~12時 | 5・6位決定戦 | |
午後2時~3時 | 3位決定戦 | |
午後3時~4時 | 決 勝 | |
午後4時~4時30分 | 表彰式 |
【ハンガリー】
《ハンガリー代表選手》
48kg級: Mercedesz Denes(1994・03・14/2013年世界ジュニア選手権48kg級3位)
53kg級: Zsanett Egyed( /2014年パリ・グランプリ53kg級8位)
55kg級: Emese Barka(1989・11・04/2013年世界選手権55kg級3位)
58kg級: Marianna Sastin(1983・07・10/2013年世界選手権59kg級優勝)
60kg級: Ramona Galambos( /2013年世界カデット選手権60kg級優勝)
63kg級: Gabriella Sleisz(1990・08・01/2013年ユニバーシアード63kg級8位)
69kg級: Vivien Szaraz( /2013年世界カデット選手権70kg級5位)
75kg級: Zsanett Nemeth(1994・01・21/2013年世界選手権72kg級出場)
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昨年の世界選手権59kg級で優勝したマリアンナ・サスティン
世界選手権55kg級3位のエメセ・バーカが同級にエントリー。ユニバーシアード69kg級でも3位に入っている選手であり、チームを支える選手の一人だ。
48kg級のメルデセス・デネスは昨年の世界ジュニア選手権48kg級3位の選手、60kg級のラモナ・ガランボスは昨年の世界カデット選手権60kg級優勝の選手。次代を背負う若手をそろえ、将来を見据えた闘いが展開されそう。
【ハンガリーの女子レスリング】
1990年代の後半になってから女子に取り組み、本格的な国際舞台デビューは1999年。欧州ジュニア選手権と世界カデット選手権に出場し、後者でメダル1個にとどまった。
シニアの世界選手権は2002年が初参加。女子が初採用された2004年アテネ・オリンピックには実力養成が間に合わず、同オリンピックに向けては1選手も予選を勝ち抜けなかった。
シニアで初めてメジャー国際大会のメダルを取ったのは、2005年に地元ブダペストで行われた世界選手権59kg級で銀メダルを取ったマリアンナ・サスティン。2006年にも欧州選手権で3位、2007年には同2位と欧州を代表する選手に成長し、2008年北京オリンピック63kg級出場を果たした(初戦敗退)。
サスティンはその後も2009年世界選手権59kg級3位、2011年世界選手権63kg級2位と実力をつけ、2012年ロンドン・オリンピック63kg級に出場(2回戦敗退)。オリンピック後は59kg級へ戻し、時に63kg級に出場して経験を積み、2013年世界選手権の59kg級で優勝。ハンガリーとしては、15年近くの歳月をかけて初の世界チャンピオンを生み出した。
サスティンの活躍に引きずられるように、2013年の欧州カデット選手権と世界カデット選手権で一人ずつの優勝者を輩出。世界ジュニア選手権でも銅メダリストが生まれ、世界選手権ではサスティンのほか、55kg級のエメセ・バーカが銅メダル獲得。強国の仲間入りを果たそうとしている。これから期待できる国だ。
《ワールドカップの成績》
=初出場=