【女子ワールドカップ展望（７）】次代を背負う選手による参加のウクライナ
※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
（３月15～16日、東京都板橋区・小豆沢体育館）
《試合日程》（組み合わせは14日の監督会議で決定）
| ３月15日（土） | 午前10時～12時 | 各ブロック予選１回戦 |
| 午後２時30分～３時 | 開会式 | |
| 午後３時～５時 | 各ブロック予選２回戦 | |
| 午後５時～７時 | 各ブロック予選３回戦 | |
| ３月16日（日） | 午前10時～11時 | ７・８位決定戦 |
| 午前11時～12時 | ５・６位決定戦 | |
| 午後２時～３時 | ３位決定戦 | |
| 午後３時～４時 | 決 勝 | |
| 午後４時～４時30分 | 表彰式 |
【ウクライナ】
《ウクライナ代表選手》
48kg級：Ilona Semkiv（1994･09･21／2013年欧州ジュニア選手権48kg級優勝）
53kg級：Larisa Skoblyuk（1993･03･02／2013年世界ジュニア選手権55kg級２位）
55kg級：Iryna Husyak（1990･04･30／2013年ユニバーシアード55kg級２位）
同 ：Tetiana Kit（1994･09･01／2012年世界ジュニア選手権55kg級５位）
58kg級：Tetiana Omelchenko（1994･04･23／2014年パリ・グランプリ60kg級優勝）
60kg級：Tetyana Lavrenchuk（1993･03･03／2013年世界選手権59kg級５位）
63kg級：Karyna Stankova（1994･03･19／2014年ヤリギン国際大会63kg級８位）
69kg級：Oksana Vashchuk（1989･03･11／2012年世界選手権72kg級９位）
75kg級：Kateryna Sassa（1990･10･19／2013年ウクライナ国際大会72kg級８位）
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昨年の世界選手権で優勝者を輩出したウクライナ
昨年の欧州ジュニア選手権55kg級優勝で世界ジュニア選手権２位のラリッサ・スコブリュクが53kg級にエントリーし、世界選手権59kg級５位のタチアナ・ラフレンチュクが60kg級に出場する。
スコブリュクは２月のダン・コロフ国際大会（ブルガリア）で53kg級を経験済み。昨年の欧州選手権59kg級３位のラフレンチュクもダン・コロフ国際大会（ブルガリア）60kg級に出場し、優勝と勢いがある。
48kg級の欧州ジュニア選手権同級優勝のイロナ・セムキフ、55kg級のユニバーシアード55kg級２位のイリナ・フシャクらの奮戦で上位を目指す。
【ウクライナの女子レスリング】
ソ連から独立したあと女子に取り組み、1992年に世界選手権デビュー。世界選手権や欧州選手権のメダル獲得を経て、1999・2000年欧州選手権で75kg級のタチアナ・コマルニチカヤが連続優勝。強国としての存在を決定づけた。
並行して若手選手を強化しており、1998年世界カデット選手権46kg級でイリーナ・メルレニが優勝。メルレニは1999年世界ジュニア選手権46kg級で優勝したあと、2000年世界選手権46kg級で同国女子として初の世界チャンピオンに輝いた。
メルレニは2001・03年の世界選手権でも優勝。不参加だった2002年には、67kg級のカテリナ・ブルミストロワが優勝し、ウクライナとして４年連続世界チャンピオンを輩出し、女子が初採用されたアテネ・オリンピックへ参戦。
48kg級のメルレニが決勝で前年51kg級世界チャンピオンの伊調千春を破り、女子史上最初のオリンピック金メダルに輝いた。
その後、出産を経て復帰したメルレニは、2007年世界選手権２位、2008年北京オリンピック３位。世界の頂点をつかめなかったが、2010年世界選手権で51kg級のアレクサンドラ・コートが優勝。2011年世界選手権でもアンナ・バシレンコが59kg級を制し、伝統を復活させた。
2012年ロンドン・オリンピックは、３度目の出場のメルレニが５位に終わるなどし、メダルに手が届かなかった。しかし2013年世界選手権で67kg級のアリナ・スタドニクが優勝。再浮上のベースをつくっている。
今大会は将来を見据えた若手選手が挑む。
《ワールドカップの成績》
2002年 ３位
2005年 ２位
2006年 ６位
2008年 ５位
2009年 ４位
2010年 ４位
2012年 ５位
