2014.03.11

【女子ワールドカップの歴史】2010年・第10回大会（中国・南京）

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

◎第10回大会（2010年３月27～28日、中国・南京）

北京オリンピックのあと休養していた63kg級の伊調馨と72kg級の浜口京子が戦線に戻り、戦力がアップした日本だが、初戦で４連覇を目指す中国に３－４で敗れ、この時点で決勝進出の望みがほぼ消えた。

　しかし、ロシア、カナダをともに６－１で下して３位決定戦へ進出。ウクライナを５－２で下し、メダルを確保した。３年連続の３位。

　個人では、北京オリンピック以来、約１年７ケ月ぶりの国際大会となった医長は、全４試合を無失点で快勝。55kg級の松川知華子も４試合すべてにフォール勝ちし、ともに個人１位へ。59kg級の正田絢子も、１敗を喫したものの、勝ち点の関係で個人１位となった。

　【監督】栄和人（中京女大教）、【コーチ】木名瀬重夫（日本協会専任コーチ）、藤川健治（自衛隊）

　【チーム成績】

　《順位決定戦成績》

▼決　　　　勝　　中　国○［６－１］●米　国

▼３位決定戦　　日　本○［５－２］●ウクライナ

▼5･6位決定戦　ロシア○［４－３］●モンゴル

▼7･8位決定戦　カナダ○［５－２］●アゼルバイジャン

　《予選リーグ成績》

	中　　国	日　　本	ロシア	カナダ	勝敗	順位
中　　国	ＸＸ	○４－３	○５－２	○５－２	３勝	1
日　　本	●３－４	ＸＸ	○６－１	○６－１	２勝１敗	2
ロシア	●２－５	●１－６	ＸＸ	○４－３	１勝２敗	3
カナダ	●２－５	●１－６	●３－４	ＸＸ	３敗	4

	米　　国	ウクライナ	モンゴル	アゼルバイジャン	勝敗	順位
米　国	ＸＸ	○５－２	○６－１	○６－１	３勝	1
ウクライナ	●２－５	ＸＸ	○４－３	○６－１	２勝１敗	2
モンゴル	●１－６	●３－４	ＸＸ	○４－３	１勝２敗	3
アゼルバイジャン	●１－６	●１－６	●３－４	ＸＸ	３敗	4

【出場選手成績】

級	選　　　手	中　　国	ロシア	カナダ	ウクライナ
48	三村　冬子（日　大）	●０－２（2-5,1-1）	○Ｆ、3P1:21（0-1,2-1,F3-0）	○２－０（1-0,7-2）	●１－２（1-1,2-1,1-1）
48	三村　冬子（日　大）	Zhao Shasha	Lubov Salnikova	Lindsay Rushton	Nataliya Pulkovska
51	甲斐　友梨（アイシンＡＷ）	●０－２（0-5,4-5）	○２－０（1-0,3-0）	○２－０（1-0,3-1）	○２－０（3-0,5-3）
51	甲斐　友梨（アイシンＡＷ）	Li Hui	Marina Vilmova	Jessica MacDonald	Yuliya Blahinya
55	松川知華子（ジャパンビバレッジ）	○Ｆ、2P1:46(TF7-0=2:00,5-1）	○Ｆ、1P1:27(F5-0)	○フォール、1P0:58（F5-0）	○Ｆ、3P0:59(2-2,8-4,F6-0)
55	松川知華子（ジャパンビバレッジ）	Yang Senkian	Irina Kisel	Jillian Gallays	Iryna Khariv
59	正田　絢子（京都・網野教高）	●０－２（1-2,0-3）	○２－０（3-0,2-0=2:15）	○２－０（3-0,1-0）	○２－０（1-0,3-2）
59	正田　絢子（京都・網野教高）	Liu Fengming	Ekaterina Melnikova	Katie Patroch	Iryna Husyak
63	伊調馨（ALSOK綜合警備保障）	○２－０（1-0,1-0）	○２－０（1-0,2-0）	○２－０（1-0,4-1）	○２－０（2-0,1-0）
63	伊調馨（ALSOK綜合警備保障）	Cui Haili	Natalya Lavshkina	Justine Bouchard	Maryana Kvyatkovska
67	新海真美（アイシンＡＷ）	●１－２（0-1,1-0,0-1）	○２－１（1-2,2-0TF,6-0=1:15）	○２－０（2-0,2-0）	●０－２（1-4,1-1）
67	新海真美（アイシンＡＷ）	Qin Xiaoqing	Inna Trazhukova	Megan Buydens	Alla Cherkasova
72	浜口京子（ジャパンビバレッジ）	○２－０（3-2,2-0）	●Ｆ、1P0:35(F0-3)	●０－２（0-1=2:02,0-1=2:30）	○２－１（0-1,3-2,2-0）
72	浜口京子（ジャパンビバレッジ）	Hong Yang	Natalya Vorobeva	Ohenewa Akuffo	Nataliia Palamarchuk