※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
福田有紗さん(東長崎クラブ)
福田は「結果は優勝しましたけど、もっとタックルに入ればよかった。内容的には後悔しています」と欲の深いところを見せるが、パーフェクトに近い内容ではないだろうか。
父は東長崎クラブの福田秀人代表。その関係で小さな頃からレスリングに親しんだ。高校時代は柔道をやったが、福岡大で再びレスリングの道へ。2003年のJOC杯2位という成績がある。大学卒業後はキッズ選手を教える側へ。
最初は「指導だけでいい」という思いだったが、教えていくうちに、「子供たちが頑張っている姿を見て、自分も頑張らなければ」という気持ちと、「教えるためには自分もやる必要がある」という思いから、マットへ上がることを決意した。
同世代の練習相手はおらず、小学生高学年選手との練習が自身のための練習。「体力的にも、それくらいがちょうどいいと思います。無理をしてけがしては元も子もないので、けがには十分に気をつけています」と話し、背伸びをせずに活動を続けていく予定だ。5年連続でも10年連続でも、「出られる限り出たい」と、来年以降の出場、そして優勝も宣言した。
![]() 本戦決勝も快勝で3連覇達成 |
![]() 特別試合では返し技を披露して勝つ |