※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
全日本チームの練習を見つめる永田さん(中央)。右は西口強化委員長
4月からブシロードへ進んでレスリングを続けるフリースタイル120kg級の岡倫之(日大)が練習の一環としてグレコローマン・チームの練習に参加。この機に、同期のクリナップ・今村浩之監督とともに視察に訪れた。
1991年にグレコローマン82kg級で全日本王者に輝いている永田さんは、1992年にプロレスへ行ってからもレスリング界とは太いパイプを持ち続け、2004年のアテネ・オリンピックの時は日本代表となった弟・克彦(グレコローマン74kg級)の応援で現地に向かっている。
昨年、新日本プロレスの親会社のブシロードにレスリング・チームを結成。第1号選手の山口剛(フリースタイル96kg級)が昨年の世界選手権で8位に入賞し、上々の滑り出しを果たした。
これまで母校・日体大を訪れることは時たまあったが、全日本合宿を訪れたのは約20年ぶり。「6面マットがあってすばらしい環境ですね」と、味の素トレセンの施設に驚き、こうした中で実力アップをはかれる選手がうらやましそう。
西口委員長の掲げる「短時間集中」の練習を感じたようで、「工夫して練習に打ち込んでいるのが分かります。ルールが変わり、アグレッシブになっていますね」と、選手の熱気を感じたようだ。
ブシロードは4月から選手が2人になるが、「軽量級も取りたい」と、選手数を増やして活性化させる計画もあるそうで、全日本合宿を訪れる機会が増えそうだ。