※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
坂本涼子さんと大八木淳史・中高校校長(提供=芦屋学園)
小学生でレスリングをやって有望な選手であっても、中学ではクラブがなく、活動を断念する選手が多い現状を憂慮し、同クラブでは中学生の女子生徒を積極的に受け入れ、10年間をかけて育てていくという。
12月11日に同学園内で行われた会見には、新聞社、通信社、雑誌社、テレビ局などマスコミ12社が集まり、関心の高さをうかがわせた。
会見で坂本さんは「日本で初めてとなる、教育機関による10年一貫指導体制のもと、2016年リオデジャネイロ・オリンピックや2020年東京オリンピックなど、世界で活躍できる選手を育成したい。同時に、レスリングを通して人間育成に当たりたい」と話し、将来への展望などを説明。正式には4月から監督として活動を始める。 現役時代の坂本さん
芦屋学園は元ラグビー日本代表の大八木淳史氏が中学・高校の校長を務め、トップアスリートの育成に力を入れている。最近では、甲子園ではなく、プロ野球を目指すことを前提とした野球部を創設し、話題になっている。