2013.11.25

森下史崇(日体大)が日本男子3人目の優勝…ゴールデンGP決勝大会(男子フリースタイル)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ゴールデン・グランプリ決勝大会最終日は11月24日、アゼルバイジャン・バクーで男子フリースタイルが行われ、55kg級の森下史崇(日体大)が3試合に勝って優勝した。優勝賞金は1万ドル(約101万2300円)

 森下は初戦の2回戦で、1月の「ヤリギン国際大会」(ロシア)で同じ3位だったバザール・ザルサロフ(ロシア)をフォールで下し、準決勝では今年の欧州選手権優勝のギオルギ・エジシェラシビリ(グルジア)にテクニカルフォール勝ち。決勝は欧州選手権3位のヤシャール・アリエフ(アゼルバイジャン)を5-3で破った。

 森下はカデット時代から通じて初の国際大会の優勝。これまで世界ジュニア選手権3位やユニバーシアード3位などメダルは獲得していたが、優勝はなかった。

 ゴールデンGP決勝大会の男子フリースタイルの優勝は、2010年55kg級の湯元進一以来2人目。グレコローマンでは2009年に55kg級の長谷川恒平が優勝しているので、日本の男子選手では3人目の優勝となった。

 60kg級の鴨居正和(山梨学院大)は、初戦でロンドン・オリンピック55kg級2位、今年の欧州選手権60kg級3位のウラジーミル・キンチェガシビリ(グルジア)に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

 両選手の成績は下記の通り。


 ◎男子フリースタイル

 【55kg級】森下史崇(日体大)    優勝=9選手出場
決 勝 ○[5-3]Yashar Aliev(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[Tフォール、7-0]Giorgi Edisherashvili(グルジア)
2回戦 ○[フォール、11-2]Bazar Zhalsapov(ロシア)
1回戦  BYE

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 【60kg級】鴨居正和(山梨学院大)   13位=14選手出場
1回戦 ●[Tフォール、2-10]Vladimir Khinchegashvili(グルジア)