※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界選手権へ挑む女子日本代表チーム
栄和人監督(女子強化委員長)は「全階級優勝を狙う」としながら、現実的には「48、51、55、63、67kg級5階級は優勝できる」と、2003年大会(米国)、2006年大会(中国)に続く金メダル5個のゴールドラッシュを宣言。
報道陣の残り2階級の選手の気持ちを心配する声に対して、「悔しかったら、勝って見返せ」と、厳しい姿勢を示した。
3分2ピリオドのルールに変わり、全日本合宿でも各所属でもそれに合わせた練習をしてきた自負があり、「2分間での勝負と違い、6分間のトータルポイント制では必ず差がつく。攻めるレスリングをすることが必要。考え方を180度変えていく必要がある」と、さらなる対応を期待。「スタミナのある日本選手には有利だ」と話した。
世界選手権のあとは階級区分の変更が予定されており、現在の階級での世界選手権はこれが最後。「全員が、自分の階級の最後を優勝で飾ってほしい」と期待した。
■栄和人監督(至学館大教)「18歳から上はン歳まで、幅広い年齢層で闘っていきます。全階級優勝を狙っていきますが、現実的には7階級中5階級は優勝できるメンバー。最低でも3階級は取ってきます。コーチ、スタッフが一丸となって闘ってきます」
■48kg級・登坂絵莉(至学館大教)「去年の世界選手権では、勝っているところで守りに入ってしまい、逆転負けしてしまった。今回は最後まで攻め続け、今年こそ優勝できるように頑張りたい」
■51kg級・宮原優(東洋大)「世界選手権は初出場ですが、世界選手権の雰囲気にのまれずに、しっかりと自分のレスリングをやりたい。経験だけで終わらず、優勝を目指して頑張ります」
■55kg級・吉田沙保里(ALSOK)「今年の世界選手権は(外国は)若手が出てくると思います。自分の得意なタックル、タックルに入る前の動きなどをしっかりやり、世界V14を目指して頑張ります」 選手を激励する富山英明・強化副本部長
■63kg級・伊調馨(ALSOK)「自分のやっているレスリングの内容を少しでも多く出せるようにし、優勝を目指して頑張りたいと思います」
■67kg級・土性沙羅(至学館大)「世界選手権は初めてで、緊張や不安もありますが、自分のレスリングをしっかりやり、優勝を目指して頑張ります」
■72kg級・鈴木博恵(クリナップ)「世界選手権は2度目なので、緊張して硬くならないよう、自分の力を出し切って、ひとつでも多く勝ちたいです」