※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(取材・撮影=矢吹建夫) メダル獲得の選手たち。左から藤波、松井、乙黒、長谷川。
同監督は、日本の男子フリースタイル初の世界チャンピオンとなった42kgの松井稜(愛知・春日井市石尾台中)を「1回戦から積極的に攻めて、すばらしい試合でした」と好評価。
46kg級で銅メダルを取った乙黒拓斗(JOCアカデミー)も、中学3年生で3位に入賞し、「(ジュニアの年齢になるまでに)あと2年ありますのでこれから楽しみな選手です」と、同じく50kg級で銅メダルを取った長谷川敏裕(東京・自由ヶ丘学園高)を「年齢的に最後の大会になるんでしょうけど、落ち着いた試合で実力を発揮しました」と評した。
63kg級で銀メダルを取った長男・勇飛(三重・いなべ総合学園高)については、「決勝のアメリカが力強くて、力でやられたかな、と。本来は60kgの階級なのに、今回は63kgでの出場。タックルとか力で圧倒された。63kg級として価値のある銀メダルと思います」と話した。
■42kg級金メダル・松井稜(愛知・春日井市石尾台中)「今回は優勝はできましたけど、日本でも勝てない人が上の階級にもいるので、これで満足せず、もっと上を目指してがんばりたいです。試合自体は自分らしいスタイルで戦うことができてよかったです。相手の力が強いので自分のペースが崩れそうにもなったけど、ほぼ自分のレスリングができました。全部自分のレスリングができるように、これからも練習していきたいです」
■63kg級銀メダル・藤波勇飛(三重・いなべ総合学園高)「今回は2位という成績を取れましたが、自分の中では納得していないです。決勝で自分の力が出せれば勝てたと思っています。次に世界ジュニア選手権に出場したときは、本気で優勝狙って頑張りたいです」
■46kg級銅メダル・乙黒拓斗(JOCアカデミー)「世界では力で勝負したら負けることは分かっていたので、間合いをとったスタイルでレスリングをするようにしました。準決勝は焦ってしまった部分があって負けてしまいましたが、3位決定戦で切り替え、3位になれたのでよかったです。次は金メダルを取りたいです」
■50kg級銅メダル・長谷川敏裕(東京・自由ヶ丘学園高)「今回は3位でしたが、まだまだ力の差を感じたので、もっと練習して、来年の世界ジュニア選手権に出場して優勝できるようにがんばりたいです」
金メダル獲得の松井稜選手 | 国別対抗得点で5位入賞の日本チーム |
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