※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(取材・撮影=矢吹建夫) 金メダル獲得の3選手。左から川井梨紗子、阿部梨乃、宮原優
奥野竜司監督(三重・松坂工高教)は、前年の金メダル4個より数を減らしてしまったことを悔やみつつも、「選手みんなが努力して国別対抗得点で優勝することができました。メダルを取れなかった選手もいましたが、全体的に見て、そんなに差はない。努力すればメダルに届くことができると思います」と振り返り、各所属で今回見つけた課題の克服に努力してくれることを要望した。
今回のメンバーのうち、51kg級で優勝した宮原優(東洋大)は、9月のシニアの世界選手権(16~22日、ハンガリー・ブダペスト)に出場する。
■51kg級優勝・宮原優(東洋大)「全試合で自分の得意な片足タックルで攻めてポイントが取れ、内容的にも今までの国際大会とは違って、すごくいい試合ができたと思います。次は世界選手権ですが、今回で次につながる試合ができたので、世界選手権では大会の雰囲気にのまれずに、自分のレスリングをしっかりとして、優勝目指してがんばりたいと思います。反省点もたくさんありますが、このルールで初の国際大会だったにもかかわらず攻めてポイントが取れたということは、このルールが自分に合っていると感じました。」
■55kg級優勝・川井梨紗子(至学館大)「初めて55kg級で海外の大会に出場し、心配ばかりで不安でした。6月に全日本選抜選手権で負けてからコーチたちと練習をし、やってきたことを出せて勝てたのがよかったです。」
■72kg級優勝・阿部梨乃(日大)「今回初めての世界ジュニア選手権の出場でした。初めての世界タイトルだったので、獲得できてよかったです。失点が多かったことが反省。来年、またこの大会に出られるように頑張り、次は失点を少なくしたいです」
選手をねぎらう奥野竜司監督(左端)と若松正コーチ | 国別対抗得点優勝の女子チーム |
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