※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界ジュニア選手権第4日は8月16日、ブルガリア・ソフィアで女子4階級が行われ、55kg級の川井梨紗子(至学館大)と72kg級の阿部梨乃(日大)が優勝した。川井は2011年の世界カデット選手権に続く世界大会の優勝。阿部は2010年アジア・カデット選手権以来の国際大会優勝だが、7月のユニバーシアード・ベルトレスリングに続いてビッグイベントの優勝。
川井は初戦の2回戦から準決勝までの3試合をいずれも第1ピリオドのフォールで快勝。決勝は欧州ジュニア選手権2位のラリサ・スコブリュク(ウクライナ)を第1ピリオド、テクニカルフォールで下し、4試合で失点0の優勝を遂げた。
阿部は準決勝までの3試合を、テクニカルフォール2試合、判定1試合で3連勝。決勝は欧州ジュニア選手権3位のタチアナ・モロゾバ(ロシア)に苦戦したが、第2ピリオド、逆転のフォール勝ちで金メダルを引き寄せた。
48kg級の伊藤史織(至学館大)は初戦の2回戦を勝ったものの、3回戦と敗者復活戦で負けてメダル獲得ならず。63kg級の望月芙早乃(環太平洋大)は初戦の2回戦と敗者復活戦に連敗した。
日本は前日と合わせ3階級で優勝し、2階級で3位入賞。昨年の4階級制覇より優勝選手は減ったものの、国別対抗得点は51点をマークし、44点のロシアを押さえて昨年に続いて優勝した。
各選手の成績は下記の通り。
◎女子
【48kg級】伊藤史織(至学館大) 8位=22選手出場
敗復戦 ●[3-3]ALTANGEREL Tsendsuren(モンゴル)
3回戦 ●[6-6]VUC Emilia alina(ルーマニア)
2回戦 ○[Tフォール、2P(8-0)]KENGER Busra(トルコ
1回戦 BYE
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【55kg級】川井梨紗子(至学館大) 優勝=17選手出場
決 勝 ○[Tフォール、1P(8-0)]SKOBLYUK Larysa(ウクライナ)
準決勝 ○[フォール、1P(9-0)]LAMASHEVICH Sviatlana(ベラルーシ)
3回戦 ○[フォール、1P(5-0)]KRAWCZYK Karolina(ポーランド
2回戦 ○[フォール、1P(6-0)]PUREVDORJ Orkhon(モンゴル)
1回戦 BYE
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【63kg級】望月芙早乃(環太平洋大) 16位=21選手出場
敗復戦 ●[1-3]BURNEEBAATAR Nyamgerel(モンゴル)
2回戦 ●[Tフォール、1P(0-8)]TOSUN Buse(トルコ)
1回戦 BYE
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【72kg級】阿部梨乃(日大) 優勝=17選手出場
決 勝 ○[フォール、1P(13-12)]MOROZOVA Tatiana(ロシア)
準決勝 ○[15-9]ALIYEVA Sabira(アゼルバイジャン)
3回戦 ○[Tフォール、1P(10-2)]PAVLYUK Veronika(ウクライナ)
2回戦 ○[Tフォール、1P(6-0)]ZUBAREVICH Katsiaryna(ベラルーシ)
1回戦 BYE