※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
レスリング支援を表明したロシアの柔道選手たち(ロシア・レスリング協会ホームページより)
ロシア・レスリング協会のホームページほかが報じたところによると、7月下旬にロシア・ソチで、約350選手が参加してロシアと米国選手の合同合宿が行われ、練習の一環として柔道のセミナーに参加。講師を務めていたロンドン・オリンピックの3人の金メダリストが、いずれも下記の通り、レスリングのオリンピックからの除外に反対する声明を行った。同ホームページには、レスリング界へのビデオレターという形で動画が掲載されている。
■アルセン・ガルスチャン(60kg級優勝)「最初にニュースを聞いた時は信じられなかった。レスリングはオリンピックの最初からあった競技だ。私は多くの人と同じように強く反対する」
■マンスール・イサエフ(73kg級優勝)「格闘技の起源はレスリングだ。オリンピックからの除外は大きなミステーク。多くのレスリング選手のために、オリンピックの競技にレスリングが残ってほしいと思う。もしIOCに直訴できる機会があれば、客観的な立場から復帰させることを求める」
■タギル・ハイブラエフ(100kg級優勝)「国際オリンピック委員会(IOC)理事会の決定は、とても驚き、不快なニュースだった。私はレスリングにも取り組んできた。必ず復活する」