※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロイター通信が報じたところによると、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ副会長(ドイツ)は7月31日、ドイツ・ベルリンで外国記者協会に対し、「レスリングは大きな変革を成し遂げ、オリンピック競技に戻るのを待っている」と話した。
IOCのジャック・ロゲ会長の勇退に伴って会長選挙に立候補するバッハ副会長は「私は、国際レスリング連盟(FILA)は私達のメッセージをしっかりと理解してくれたという印象を持っている。FILAは会長を変え、ルールを変え、組織を変えた」と評価し、「レスリングが9月の総会でオリンピック競技に戻るためのいいチャンスを持っていると信じている理由だ」と話した。
世界最大の通信社のAP通信も、同様のニュースを報じている。
レスリングの改革はロゲ会長も高く評価しているほか、バッハ副会長のほかに会長選挙に立候補するデニス・オズワルドIOC委員(スイス)とセルゲイ・ブブカIOC理事(ウクライナ)もレスリング支持を表明している。