※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
1000人以上の選手、役員が参加し、“セーブ・オリンピック・レスリング”
第30回全国少年少女選手権が7月26日、北海道札幌市・北海道立総合体育センター(通称「きたえーる」)で開幕。同日は開会式のみを行い、27日から競技がスタートした。
北海道と隣接しているロシア・サハリン州の少年チーム10選手も参加し、参加は160クラブ1013選手。今回は、北海道レスリング協会創立60周年を記念し、史上初めて北海道での開催となった。
試合中に、昨年のロンドン・オリンピックでオリンピック3連覇を達成した吉田沙保里選手(ALSOK)が登場すると、全試合を止めて日本のヒロインを出迎えた。吉田選手は5歳の時(当時は幼児も参加可)に初めてこの大会に出場して男子選手に負け、金メダルが欲しくてレスリングに本腰を入れ始めたエピソードを披露し、子供たちを激励した。
昨年、レスリング界で史上初となる国民栄誉賞を受賞したこともあり、吉田選手の周りには黒山の人だかりができてしまい、非常に危険な状況に。大会運営側からサインや記念撮影を自粛を呼びかけたほどの人気を見せた。
大会初日は多くの階級でベスト4まで進行。各決勝は28日に行われる。
(文・撮影=増渕由気子、開会式撮影=鎌賀秀夫)
![]() 北海道で初めての全国大会。約1000選手が参加して行われた開会式 |
![]() 26日の開会式のあと、27日から熱戦がスタート |
![]() 大会史上初めてロシア(サハリン)から選手が参加 |
![]() 吉田沙保里選手が参加選手を激励 |