※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文・撮影=保高幸子)
第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」第3日は10月4日、山口・周南市新南陽体育館で成年・少年のグレコローマンが始まり、各階級のベスト4が出そろった。
成年フリースタイルで3階級を制覇した地元山口県は藤村義(自衛隊)と谷岡泰幸(自衛隊)の2人の出場。負傷から復帰した藤村は通常より1階級上の74kg級に第2シードで出場し、初戦の2回戦は森川一樹(山梨県協会)をストレートで撃破。3回戦では東泉恵二(栃木県警)を第1・2ピリオドともテクニカルフォールで下し(6-0,9-0)、自身と山口県の優勝に大きなはずみをつけた。60kg級に出場した谷岡は準々決勝で倉本一真(滋賀・自衛隊)に敗れ、5位が決定した。
同74kg級に出場を予定していた今年の世界選手権代表の金久保武大(東京・ALSOK)はけがで棄権し、第1シードの田村和男(岩手・早大OB)は初戦敗退した。96kg級では今年の世界選手権代表の有薗拓真(兵庫・山梨学院大)と昨年の世界選手権84kg級代表の斎川哲克(栃木・両毛ヤクルト販売)が準々決勝で対戦し、斎川が2-0(2-0,4-0)で有薗を退けた。
少年の部は全ての階級で第1シードが勝ち上がった。少年の部に出場した山口県勢は4人。55kg級の太田忍(柳井学園)と74kg級の横溝佑汰(鴻城)は準決勝に進出。60kg級の竹下雄貴(鴻城)と120kg級の日坂 生(鴻城)は5位が決定した。
最終日は準決勝と決勝が行われる。
![]() 1階級上で復帰参戦した藤村は準決勝へ進出 |
![]() 96kg級に出場した斎川(赤)は世界選手権代表を下す |