※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(取材・撮影=矢吹建夫) 激戦を終えて帰国した男子フリースタイル・チーム
55kg級の森下史崇(日体大)の3位が最高という結果に、和田貴広監督(国士舘大教)は「全体的にかなりレベルの高い大会だったので、森下の銅メダルというのは価値のある成績だと思います」と一定の評価を与えた。しかし、、「今回の日本代表は全日本大会の優勝者に準ずるメンバーが多くいましたので、それ以外の選手にもう少しの頑張りが必要だったと思います。森下にも、これ以上の結果がほしかった」と、物足りない気持ちも表した。
3分2ピリオドの新ルールに変わってから初めての世界レベルの大会。新ルールに合わせた練習の成果を出せない選手もいたという。「この大会をしっかり反省して次の大会にいかしてもらいたい。全日本チームの方でも、今回の成績と内容を元に対策を考える必要もあると思っています」と話した。
銅メダルを獲得した55kg級の森下史崇
日頃の日体大の練習で松本慎吾監督、この春からコーチとしてついてもらっている湯元健一コーチ、全日本合宿で全日本の監督とコーチの方々のご指導があってここまでやってこられたと思うので、これからも監督・コーチ達の言うこと聞いて練習に取り組んでいきたいと思います」