※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2016年リオデジャネイロ・オリンピックへ向けて始動したスシル・クマール
クマールは2010年の世界選手権(ロシア)でインド初の世界王者に輝いた。しかし、同年のアジア大会(中国)の前に肩を負傷し、ロンドン・オリンピック前に再発したという。それも快方に向かい、OGCと契約して医師や物理療法士に恵まれて調子はいい」と言う。
「今年の目標は世界選手権だが、闘いを続けるベースはオリンピック。リオデジャネイロはベストな体調で臨みたい。そのため、コーチについていく」と、次期オリンピックへの意欲を見た。
レスリングがオリンピックから除外勧告を受けたことについては、「アメリカやロシアにとって大きな損失だろうが、インドにとっても大きな損失。多くの人の支援が国際オリンピック委員会(IOC)を動かし、5月の理事会で過半数の投票を獲得して生き残った。9月の総会で存続が決まることを信じている」と話した。