※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
国際レスリング連盟(FILA)はこの程、各国に対し、今年の世界選手権で背中に国名と名前を入れるというシングレット(試合ユニホーム)の規定が守られていないケースがあったことを報告し、今後、そのようなケースではシングレットをFILAの名前入れサービスに預けて名前を入れてもらうとともに、100スイスフラン(罰金あるいはプリント代と思われる)を支払うことを通達した。
レスリングのルール第5条「競技者着衣」において、シングレットは
・赤色と青色の組み合わせは禁止
・胸部に自国のエンブレム(所属国を識別するもの)を添付
・背面部に略式国名(例:JPN)と名字(姓)を明示
赤と青色系統が混在していたブラジル選手のシングレット。今後、認められるか?
日本協会の斎藤修審判委員長はこの通達を受け、国内の大会でも背面部に所属名を入れる規定の遵守を明言。10月2日からの山口国体でも周知徹底させ、傘下連盟に対しても遵守をお願いするという。ただ、姓の明示については、経済負担につながる場合があるとして、今後の検討課題にする予定。
赤と青の混在するシングレットも同様。今年、数チームのシングレットを「赤色系統と青色系統が混在している」として却下しているが、「ルールは遵守する」と話した。